複数の荷主企業から物流を受託している小牧南物流センターは、これまで自社ではWMS(物流総合管理システム)を用意せず、荷主が持ち込んだシステムで運用を行っていました。しかし、ビジネスのさらなる拡大と他社との差別化を図るためには、倉庫管理から実績管理、荷主への情報提供まで含めた物流支援の提案を行う必要があるとの考えから、2010年末、自社システムの導入を決断しました。
「ただし当社ではシステム専門の部署を持っておらず、自社システム構築の経験もほとんどないのが実情です。また業務の停滞を最小限に抑えるためにも、いち早いシステムの立ち上げが必要だったのです。これらの要件に合わせた提案を複数のベンダーからいただきましたが、オンプレミスなパッケージシステムでは、構築に最低でも6か月はかかると言われ、サーバやクライアントなどの運用管理も自社で行わなければならないことが大きな負担に感じました。これに対し日立さんの提案は、クラウドサービスということで、わずか数か月での立ち上げが可能であり、システム運用負担の心配がないことが大きな決め手になりました」と筧氏は語ります。
本事例で導入している「Sherpa/倉庫管理クラウドソリューション」は2014年4月1日より 株式会社 日立製作所 から 株式会社 日立フーズ&ロジスティクスシステムズ へ事業移管しました。
【「Sherpa/倉庫管理クラウドソリューション」に関するお問い合せ先】
株式会社 日立フーズ&ロジスティクスシステムズ 企画本部 情報企画部 03-3545-6258