XMAP3製品のエンハンス機能についてご紹介します。
XMAP3 Developer 05-04でサポートしたドローセットアップ情報フォルダ指定機能を機能拡張し、ドローセットアップ情報フォルダの格納場所を「XMAP3インストールフォルダ\USER\SETUP\」固定から、任意のフォルダを指定できるようにします。 ネットワークドライブ上のフォルダをドローセットアップ情報フォルダとして指定することで、複数人が別端末を使用するケースで、各端末からネットワークドライブ上の同じドローセットアップ情報を使用する運用が可能となり、複数人で効率のよい開発を行えるようになります。
XMAP3 Developer 開発支援ユティリティ Version 5 で提供する インポート機能「パネル定義文からマップ定義ファイル」と、コンバート機能にて以下対応を行いました。本対応により開発作業が容易になり作業効率が向上します。
インポート機能にて,主論理項目が文字項目(Cタイプ)以外で従論理項目を定義しているパネル定義文をインポートした場合,従論理項目が定義されている主論理項目のピクチャタイプを文字型Cに変換して取り込むことで,移行前のパネル定義に定義されていた従論理項目を破棄せずインポートするオプションを提供します。本機能を使用することで,インポート後に破棄された従論理項目の再定義が省けるため移行し易くなります。
インポート機能にて,KEIS項目(CODE=K)のLOGFLD文FILL値に,埋字として16進表記で空白(X,’40’)を指定したパネル定義文をインポートする場合,KEIS項目の埋字として16進値による指定を許可し,マップ定義ファイル(.imp)に埋字「スペース」として展開するオプションを提供します。本機能を使用することでインポート後の定義ファイルの編集が不要となり移行し易くなります。
次の条件に該当する場合,インポート後に編集が必要である旨をメッセージ出力するようにしました。 a. 制御項目名が移行前と異なる場合 b. 入力項目名または出力項目名が移行前と異なる場合 c. 入出力項目のLNGオペランドのピクチャ句パラメタが不一致の場合 本機能により事前に編集が必要な内容を知ることができ作業の効率化につながります
入力チェック属性が「数字」かつ,使用目的が「数字」 (VARFLD文のATTR=NUM かつLOGFLD文のLNG=(x,9/E)) の入出力項目を含むパネル定義文を,インポート/コンバートした場合に,メインフレームと同様に,空白入力禁止でGUI画面を生成するオプションを提供します。本機能を使用することで,コンバート後のマップ定義ファイル(.imp)の空白禁止設定の編集が不要となり移行し易くなります。
XMAP3 Developer 開発支援ユティリティ Version 5 で提供する コンバート機能において,変換内容をメッセージ出力するオプションを追加しました。本オプションによりコンバート実行時に出力するメッセージを確認することで変換内容を把握でき,作業効率が向上します。メッセージ出力内容の一部を以下ご紹介します。
・ウィンドウ背景色を「グレー」に変更しました。
・けい線の色を「黒」に変更しました。
・けい線の配置方法を「ます目の中央」に変更しました。
マップ属性の異なるマップ定義単位に,ドローセットアップ情報を保持できます。本機能により開発作業効率が向上します。
メインフレームで対応している「行列(10進)カーソル」を指定できます。COBOLプログラムのカーソル制御処理を10進から2進に改修するケースでプログラム改修作業を軽減できます。
OLTPサーバ型システムでXMAP3の画面を利用し論理ハードコピーを採取するとき、
当該項目を印刷対象にするかどうかを属性として指定できるようにしました。
非印字項目を利用することで、機密性の高い情報の流出を抑止できます。
メインフレームのパネル定義文をマップ定義ファイルに変換するインポート機能で、 パネル定義文中に全角文字が含まれていても73〜80カラムの行番号を正しく解釈して 変換できるようにし、メインフレームからの移行をしやすくしました。
インポート機能を従来の画面からだけでなく、コマンドからでも利用できるようにしました。
複数マップ定義の移行をバッチ環境で一括して行うことができるため、
移行作業の効率が向上します。
メインフレームやUNIXのXMAPパネル定義文やFOG書式記述文を入力して、XMAP3で利用できるCUI画面、マップ帳票、書式オーバレイの定義ファイルに変換します。これにより既存資産を有効活用した画面・帳票開発ができます。
XMAP3 バージョン4でサポートしていたメインフレームのデバイス対象を増やし、メインフレームからの資産流用をより容易にしました。
CUI画面をGUI画面にするなど、定義済みの画面・帳票のデバイスを変更して、画面・帳票の表現力を向上させたり、対応プリンタを変更したりできます。これにより既存資産を活かしながらXMAP3の画面・帳票を幅広く利用できます。
画面・帳票ファイルの生成日付やサイズなどを比較して、目的の画面・帳票ファイルが正しく実行環境に配置されているかどうかなどを確認できます。
具体的にはドローセットアップのターゲットに、「AIX(文字コード:シフトJIS)用の画面・帳票開発」と「AIX(文字コード:EUC)用の画面・帳票開発」を選択できるようになりました。
XMAP3 バージョン 5の実行環境製品を利用するアプリケーションプログラムは、XMAP3 Developer Version 5で開発できます。
XMAP3 バージョン 4 製品と同様に画面・帳票・書式の開発機能(ドローやマップ生成機能) を提供しています。またレイアウト部品やパターンの登録も可能で、ドローセットアップによるデフォルト値のセットアップも可能です
画面の表示、帳票の印刷機能につきましては、XMAP3 Client Runtime Version 5にて対応しますので、開発環境にてテスト表示・印刷が必要な場合には、XMAP3 Client Runtime Version 5を追加手配する必要があります。