JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3は、SNMPエージェントの一つです。受発信数などの標準MIBにより、TCP/IPネットワーク資源の情報をSNMPマネージャに提供します。
また、SNMPサブエージェントであるJP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3稼動監視と連携することで、拡張MIBにより、VOS3システムの稼動状況を監視することができます。
SNMPマネージャには、JP1/Cm2/Network Node Managerを使用して、VOS3システムをネットワーク上の一つのノードとして、UNIXサーバやPCサーバと同様に統合監視することができます。
VOS3システムの稼動状況として、以下のような情報を拡張MIBにより採取し、監視することができます。
JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3を動作させるには、
が必要となります。
また、JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3稼動監視を動作させるには、
が必要となります。
JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3は、標準MIBのみを使用する場合は、LIC(H-6355)、又はILA2が必要となります。
標準MIBに加えて拡張MIBを使用する場合は、ILA2が必要となります。
JP1/Cm2/SNMP System Observerを使用して、MIBを参照・収集することで、収集した情報がしきい値を超えているかどうか監視することができます。
XNF/TCPのコマンド、及びSNMP定義テーブルを設定することで、トラップを送信することができます。
また、JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3稼動監視を使用すれば、JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3稼動監視に定義した拡張トラップメッセージをSNMPマネージャに送信することができます。(AOMPLUSのシナリオ機能からSNMPのTRAPを発行し、OSやジョブの障害監視が可能です。)
iso(1).org(3).dod(6).internet(1).mgmt(2).mib-II(1)に属するsystemグループ、interfacesグループ、atグループ、ipグループ、icmpグループ、tcpグループ、udpグループ、snmpグループのMIBを管理しています。
XNF/TCP高性能モードに於いて、JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3を使用すると、拡張MIBを使用することができ、enterprises(1).hitachi(116).systemExMib(5).vos3(7).xnftcp(1)に属するグループのMIBを使用することができます。
また、JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3稼動監視を使用する場合、enterprises(1).hitachi(116).systemExMib(5).vos3(7)の配下に、vos3Systems(2)が設定され、systeminfo(1)、virtual(2)、processor(3)、page(6)等のMIBを使用することができます。