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東日本大震災を契機に、リスク広域化分散や二重/三重のデータ保護などの必要性が浮き彫りになりました。今、多くの企業がデータ保護に着目し、見直しに取り組んでいます。

データ保護の方法を決める場合、自社の事業形態を考慮した上で、データの重要度とコストから判断していくことが重要です。

また、社内にデータ保護用のシステムを構築するのではなく、コストや安全面からクラウド(データセンタ)を使うという方法も選択肢として挙げられます。

選べるデータ保護モデル

データ保護を支援するクラウドソリューション

選べるデータ保護モデル

これまで、一般の企業ではバックアップデータをローカルディスクへ保管、一部の業種や企業では大規模なディザスタリカバリの仕組みを構築するというパターンが主流でした。しかし、最近はその保管先をテープにするというケースやバックアップデータを遠隔地に保管、リモートコピーまたそれを多重化というお客さまが非常に多くなってきています。

データ保護の方法を投資対効果に応じて整理したものが、「選べるデータ保護モデル」です。
右上にいくほど投資金額も増えますが、それだけデータを復旧するポイントは最新になり、業務再開までの復旧時間は短くなります。

選べるデータ保護モデル

上記の「データ保護モデル」を、お客さまの要件からお選びいただけます。

データレプリケーション

モデル 選択基準
転送頻度 緊急時復旧時間 導入価格目安(\) 適用システム例 特長
ディザスタリカバリ
(ハードウェアレプリケーション)

リアルタイム 最短。すぐに業務を引き継げる。 数千万〜 基幹系業務
  • 高信頼リアルタイムコピー
  • 柔軟な相互切り替え
本モデルの詳細:「基幹データの保護 〜ディザスタリカバリによるデータ保護運用〜

ディザスタリカバリ適用事例:「中外製薬株式会社 (新規ウィンドウを開く)」
レプリケーションによる
遠隔地保管
(バックアップデータ)

バックアップ終了タイミング(毎日) 4〜5時間
(リストア時間)

(容量500GB)
数百万〜
  • 非基幹業務
  • 重要ファイルサーバ  など
  • データ量を抑えた重複排除バックアップと非常時に備えた遠隔地保管
  • 手間を抑えたバックアップとレプリケーション
本モデルの詳細:「データの多重保管 〜複数の遠隔地へ自動でレプリケーション〜
レプリケーションによる
遠隔地保管
(ファイルサーバデータ)

リアルタイム
(数十分〜数時間)
最短。すぐにデータを引き継げる。 数十万〜 オフィスのOAファイルサーバ(文章ファイルなど)
  • 安価なデータレプリケーション運用
  • データ暗号化でセキュリティを強化
本モデルの詳細:「ファイルの複製と盗難防止 〜ファイルを暗号化して別サーバへレプリケーション〜

テープ媒体利用

モデル 選択基準
転送頻度 緊急時復旧時間 導入価格目安(\) 適用システム例 特長
バックアップデータの
遠隔地保管
(中/大規模システム向け)

1週間
(搬送頻度)
4〜5時間
(リストア時間)

(容量500GB)
数百万〜 マルチプラットフォーム環境で、次のデータのバックアップなど
  • 監査ログデータ
  • 各種取引データ
  • 煩雑なテープ管理不要
  • テープ保管で低コスト、長期世代管理。多量データ管理に有利
本モデルの詳細:「低コストでデータをバックアップ 〜リモートサイトでのデータ保管運用〜
バックアップデータの
遠隔地保管
(小規模システム向け)

1週間
(搬送頻度)
4〜5時間
(リストア時間)

(容量500GB)
数十万〜 Windows環境で、次のデータのバックアップなど
  • 監査ログデータ
  • 各種取引データ
  • 煩雑なテープ管理不要。
  • テープ保管で低コスト、長期世代管理。多量データ管理に有利
本モデルの詳細:「低コストでデータをバックアップ 〜リモートサイトでのデータ保管運用〜

データ保護を支援するクラウドソリューション

日立では、幅広い領域でお客さまのニーズに応えるクラウドソリューション「Harmonious Cloud」を提供し、お客さまの事業継続性の向上を支援しています。仮想化技術によって災害復旧用システムの新設/運用コストを抑制する、さらに日立のデータセンタを利用することで安全性を高めるだけでなく投資対効果を高めるソリューションとしてご活用いただけます。

プラットフォームリソース提供サービス

プラットフォームリソース提供サービスは、企業の情報資産を日立のデータセンタ「Harmonious Cloudセンタ」に設置したストレージに自動的にコピーして冗長性および保全性を高めるサービスです。 各種帳票や画像、映像などの非構造データ向けのサービス「コンテンツマネージドサービス」と、高性能・高信頼が求められる基幹系システム向けのサービス「データマネージドサービス」があります。

クラウド活用例 「Harmonious Cloudセンタにミラーサイトを構築して、Webサーバを冗長化」

お客さまメインサイトに同期サーバを設置し、既存のシステムを変更することなく、Harmonious Cloudセンタに構築したミラーサイトを更新できます。

ミラーサイトは停電時でも接続できる予備サイトとして利用できます。また、節電対策などでメインサイトを停止する場合は、ミラーサイトをメインサイトとして利用できます。