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Hitachi

ソフトウェア

HAモニタに関して、よくある質問とその回答を紹介します。

Q1. どんな障害を検知できますか。

HAモニタは大きく分けて、アプリケーションの障害とシステム(系)の障害を検知します。
特にスケーラブルデータベースHiRDBや分散トランザクションマネージャOpenTP1の場合は、HiRDBやOpenTP1自身が検知できる論理エラーや、HiRDBやOpenTP1のスローダウンを検知できます。
システムの障害としては、ハードウェア障害や電源が切れた場合、カーネルやHAモニタの障害、およびシステムのスローダウンなどを検知できます。

Q2. どんなアプリケーションを監視できますか。

HiRDBやOpenTP1をはじめ、統合システム運用管理JP1や米国オラクル社が開発したORACLEなどを監視できます。
HiRDBやOpenTP1は、HAモニタで直接監視できます。JP1やORACLEなどのアプリケーションは、監視コマンドを作成してHAモニタに登録する必要があります。

Q3. HAモニタを使用する場合、特殊なハードウェアが必要ですか。

マシンを監視するための通信路とマシンを強制的にリセットするための機器が必要になります。
マシンを監視するための通信路は、通常のTCP/IPのLANが使用できます。
マシンを強制的にリセットするための機器は、使用する機種によって異なります。
エンタープライズサーバEP8000シリーズ、日立クリエイティブサーバ3500シリーズまたはHA8000シリーズサーバをご使用の場合、系切替機構またはSVPボードというハードウェア製品をご用意していますので、ハードウェア担当部署にお問い合わせください。
HITACHI9000Vシリーズサーバ、HA8500シリーズサーバおよびBladeSymphonyをご使用の場合、リセット専用のLANが1系統必要になります。

Q4. HAモニタのHAとはどういう意味ですか。

HAはHigh Availabilityの略で、障害に備えてほかのシステムを事前に用意し、あるシステムに障害が発生してもほかのシステムへ業務を引き継ぐことで、業務停止時間を最小限に抑えることです。

Q5. 系の状態監視は、どのように行われるのですか。

各系にあるHAモニタ間でaliveメッセージを互いに送受信することで、系の状態を監視します。他系からaliveメッセージが送信されなかった場合、HAモニタが系障害と判断します。系障害と判断するまでの間隔を、ユーザーは任意に指定できます。
aliveメッセージは、監視パスという通信経路を介して送受信されます。監視パスとして、TCP/IPのLANを使用できます。

Q6. 一つのシステムで構成できる最大ノード数は?

32ノードです。