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Hitachi

顔認証管理システム EVEMAについて

Q1. 顔認証とはどのような仕組みですか?

目、鼻、口、あごの輪郭などから抽出した特徴情報を利用して認証を行う仕組みです。検出した顔データと、あらかじめ登録されている顔データとを照合し、同じ顔かどうかを識別します。

Q2. 顔認証にはどのようなメリットがありますか?

以下のメリットがあります。

  • 顔特徴情報を元に本人認証をするため、なりすましによる不正利用を抑止します。
  • Webカメラで顔を撮影するのみで認証可能なため、特別な動作が不要です。
  • 認証装置に触れることがないため、衛生面に優れています。
  • 市販のWebカメラや端末内蔵のWebカメラを利用可能なため、専用の装置が必要ありません。
  • 不正アクセスがあった場合、認証失敗時のログとして保存された顔画像から目視による確認・判断が可能です。
  • 顔認証による1要素認証の場合、Windowsサインインなどの認証で顔情報を利用するため、パスワードを記憶する必要がなく、認証にともなうユーザーの負担を軽減できます。

Q3. 眼鏡、マスクを着用していても認証できますか?

眼鏡、マスクを着用していても認証可能です。ディープラーニングを応用した認証技術で、顔の部位が隠れている場合でも顔認証が可能です。

※顔の大きさや顔のつくりでマスクの付け方が変わることもあり、認証しづらい場合があります。
※髪の毛、メガネ、マスクなど複数の要因が重なり、顔が覆われた状態となると、顔認証の成功率が下がる場合があります。

Q4. 薄暗い室内や屋外などの環境でも認証できますか?

薄暗い場所などWebカメラから得られる画像が全体的に暗めになる場合でも認証可能です。

※極端に暗い場所や明るい場所、逆光となる場所では、顔認証の成功率が下がる場合があります。

Q5. 顔情報の登録は、どのように行うのですか?

管理ツールもしくはユーティリティでWebカメラを用いて顔画像を登録します。また、顔情報一括登録コマンドにより、ユーザー情報を記載したCSV形式ファイルからの一括登録が可能です。一括登録時の顔情報は、画像ファイルから登録します。

Q6. 認証時に使用する顔情報は画像データとして登録されるのですか?

認証に使用するデータは、目、鼻、口、あごの輪郭などから抽出した特徴情報となります。サーバー上には、特徴情報が保存され、顔画像は保持されません。

Q7. 離席ロック機能とは何ですか?

顔認証で、サインインした本人を検出できない場合、画面ロックがかかる機能です。本機能を利用することで、離席時のセキュリティを向上します。

Q8. 横向き判定機能とは何ですか?

認証時、本人の顔を照合した後に画面に矢印が表示されます。その方向に顔を向けると認証する機能です。写真や動画などによるなりすましを抑止することが可能です。

Q9. 複数名顔検知のロック機能とは何ですか?

離席ロック機能利用時に、複数名の顔を検出した場合に画面をロックする機能です。覗き見を抑止することが可能です。

Q10. Windowsサインイン認証時、顔認証とパスワード認証などを掛け合わせた認証(二要素認証)はできますか?

顔認証とその他の認証方式を掛け合わせた認証(二要素認証)は可能です。例えば、顔認証とパスワード認証や、顔認証とワンタイムパスワード認証などの二要素認証が設定可能です。

Q11. 1台の端末を複数のユーザーで利用する場合、共通ID(Windowsアカウント)で端末を利用することはできますか?

共通IDにユーザーの個人IDを紐付けることで、ログオフすることなく別のユーザーが継続して端末を利用することが可能です。

Q12. 業務アプリケーションと連携することはできますか?

IDマネージャー*を利用することで、ID/パスワードが必要な業務アプリケーションへの顔認証適用を、アプリケーション側の改修不要で実現できます。

*
IDマネージャーは、Webアプリケーション、デスクトップアプリケーション、VDIクライアントアプリケーションへの自動ログインを行う、顔認証管理システムで提供するソフトウェアです。

Q13. 端末のスリープやスクリーンセーバーからの再開時にも顔認証が利用できますか?

スリープからの再開時にも顔認証が利用できます。スクリーンセーバーからの復帰時については、スクリーンセーバーの設定で再開時にサインイン画面に戻る設定となっている場合に、顔認証を利用できます。

Q14. 顔認証管理システムに登録されていないユーザーが顔認証を試みた場合、これを管理者が確認することはできますか?

未登録のユーザーが顔認証しようとしている場合は、認証失敗のログが残ります。また、サーバーに顔画像を保存する設定にしている場合、認証失敗時、顔認証管理システムサーバーに認証エラーとなった顔画像が保存されますので、目視による確認・判断が可能です。

Q15. 端末に内蔵されているWebカメラは利用できますか?

利用できます。動作確認済みのカメラについては、お問い合わせください。

Q16. 外付けのUSB接続Webカメラは利用できますか?

利用できます。VGA(640×480)以上の解像度を持つカメラをご利用ください。広角タイプのカメラは認証操作が難しくなるため、標準的な画角を推奨します。また、赤外線方式でないカメラをご利用をください。

Q17. 内蔵Webカメラ搭載の端末に、USB接続Webカメラを接続して使用することはできますか?

利用できます。内蔵Webカメラ搭載の端末に、USB接続Webカメラを接続している場合、使用するWebカメラを設定可能です。

Q18. Webカメラの故障や顔のケガなどで顔認証ができない場合はどうすればよいですか?

顔認証ができない場合、以下の対応をお願いします。

  • 認証で使用しているUSB接続Webカメラが故障した場合は、機器を交換する。
  • 顔認証以外の認証方式で認証する。

■顔認証以外の認証方式の例

  1. 管理者が発行するテンポラリパスワード(緊急パスワード)*で認証する。
  2. 「ワンタイムパスワード認証」+「パスワード認証」で認証する。
*
管理者が発行する期間および回数を限定して使用できるパスワードです。

Q19. Windowsサインイン認証で、他のサインイン製品と一緒に使用する事はできますか?

他のサインイン製品との併用はできません。顔認証管理システムを利用する場合は、他のサインイン製品をアンインストールしてください。

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