使用上の注意事項

EP8000を使用する上での注意事項です。

日立製8Gbit FCアダプタで非サポートとなるOS Versionについて

• AIX 7.3以降、AIX V7.2 TL5-SP3以降、および、Virtual I/O Server V3.1.3.10以降のOS Versionについては、日立製8Gbit FCアダプタは非サポートとなります。（PDF形式、55kバイト）

キャラクタ型スペシャルファイルアクセスに関する制限事項

• EP8000には、4KiB^*1バウンダリのアクセスを前提とするSASアダプタとハードディスクドライブが存在します。NVMe SSDは、すべての形名が4KiBバウンダリアクセスを前提としています。対象のデバイスに対してキャラクタ型スペシャルファイル（raw I/O）アクセスする場合は、4KiBバウンダリでアクセスして下さい（例えば、HiRDBではファイルシステム領域のセクタ長を4096にして下さい）。なお、AIXのファイルシステムで使用する場合は、本制限を意識する必要はありません。（PDF形式、88kバイト）

*1

1KiB（キビバイト）=1,024バイトの計算値です。

ネットワーク遅延の回避手順

• ネットワークを介した通信で、受信パケットが遅延し、性能劣化が見られる場合があります。一例として、HiRDBのSQL処理のレスポンスタイムが期待値の10秒に対し、2倍の20秒程度掛かった事例があります。ただし、この現象が発生した場合でも、パケットをロストすることはありません。（PDF形式、96kバイト）

watchpoint非サポートモデルについて

一部のPOWER9プロセッサ搭載サーバでは、特定アドレスのRead/Writeを検知してデバッガを停止させる機能（以下watchpoint）がサポートされていません。watchpointは、KDBやdbxコマンドといったデバッガで使用する可能性があります。

対象機種：

• S914 2018年3月販売開始モデル
    THE-C900941A623
    THE-C900941A623T
    THE-C900941A828
• S914 2019年3月販売開始モデル
    THE-C900941A623B
    THE-C900941A828B
• S924 2018年3月販売開始モデル
    THE-C900942A838
    THE-C900942A1035
    THE-C900942A2434

参考：製造元（IBM社）情報へのリンク

• AIX 7.2 with Technology Level 2 Release Notes（IBM社のwebサイトへ）（新規ウィンドウを表示）
• AIX 7.1 with Technology Level 5 Release Notes（IBM社のwebサイトへ）（新規ウィンドウを表示）