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本文ここから このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。本件は、3月3日米国デトロイトで開催されたSAE World Congress 2003にて発表されています。 2003年3月4日
株式会社 日立製作所 TTChip Entwicklungs-GmbH 日立とTTChip社が次世代自動車向け通信プロトコルIP(TTP/C)ラインセンス供与契約を締結
株式会社 日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 伊藤 達、以下、日立)と、ドイツのTTChip Entwicklungs-GmbH(以下、TTChip社)は、このたび、次世代自動車向け通信プロトコロルであるTTChip社のTime-Triggered Protocol(TTP®)(注1)を、日立の自動車向けマイコンに搭載するためのライセンス契約を締結しました。日立は、TTChip社から供給されるTTPのIP(Intellectual Property)を搭載した自動車用マイコンを開発します。 日立は、TTP搭載の製品計画の第一弾として、高性能32ビット RISC CPUであるSuperHTMファミリ(注2)への搭載を計画しており、その後、需要に応じて16/32ビット CISC CPUであるH8S/H8SXシリーズにも製品展開していく予定です。本TTPはシーケンサコアを持ち、非同期モードで秒速5Mbitまで実現可能です。 日立の半導体グループと三菱電機株式会社の半導体グループは、4月1日に事業統合し、新会社 株式会社 ルネサス テクノロジ(代表取締役会長&CEO 長澤 紘一)を設立します。今回のライセンス契約は、4月1日以降、ルネサス テクノロジに引き継がれます。 日立の半導体は自動車分野で20年以上の実績をもっており、パワートレイン、シャーシ、ブレーキやセーフティ制御などのアプリケーションに幅広く採用されています。マイコンとしては16ビットマイコンのH8、H8Sシリーズから32ビットマイコンのSuperHファミリまで製品ラインアップを揃えています。自動車分野向けマイコンでは先端プロセスを使用しており、高信頼度製品、高温度範囲保証製品も幅広く揃えています。また、近年マイコンとして必須であるフラッシュメモリ内蔵製品ではワールドワイドでシェア第1位と高い実績(出典 Market Eye 2001)を持っており、自動車分野でも幅広く採用されています。日立は自動車分野に注力しており、ルネサス テクノロジでも自動車分野は4つの注力分野の一つに掲げています。 TTPはフォルト・トレラント高速通信が必要とされるアプリケーション(例えば次世代ブレークシステム:Brake-by-Wire、ステアリングシステム:Steer-by-Wire等)に対応できる通信プロトコルとして唯一製品化されているIPです。TTPは現在CAN(Controller Area Network)(注3)に代表されるデータのエベントトリガ通信に比べて、時間管理されたタイムトリガ通信であるため、重要なデータ通信が競合した場合等の過負荷通信を避けることができます。信頼性、フォルト・トレラント性に加えて、設計の再利用性、構築のし易さ、評価方法についても優れた特長を持っています。これによって、自動車メーカ、電装メーカの開発工数を削減することができ、製品の開発期間を大幅に短縮することが可能となります。
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