日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小野功 以下、日立)は、このたび、企業内でソフトウェア開発時に作成されるソースプログラムや仕様書の電子データなど各種ソフトウェア資産の作成、メンテナンス、破棄にいたるまでのライフサイクル管理について、管理作業プロセスの改善コンサルテーションから、管理システムの設計、構築、運用、保守、教育までをトータルにサポートし、ライフサイクル管理のTCO削減とソフトウェア資産の効率的活用を実現する「ソフトウェア資産管理ソリューション」を本日から発売します。
「ソフトウェア資産管理ソリューション」では、企業内でソフトウェア開発時に作成されるソースプログラムや各種ライブラリ、仕様書の電子ドキュメントなどの各種ソフトウェア資産について、当社のソフトウェア開発でも使用実績のあるパッケージソフトウェアをベースにして、ソフトウェア資産間の対応関係や品質情報、作業状況などを一連に管理するシステムを、簡易で操作性の良いWeb環境で組織内に構築します。また、本ソリューションはプロジェクトレベルから組織全体レベルまで適用規模を問わずに、企業内の開発関連部署およびシステム運用管理部門の負担を軽減してTCO削減とソフトウェア資産の効率的活用を実現します。
IT化が進む現在、企業におけるソフトウェア開発は複雑かつ規模が増大しており、ソースプログラムなどのソフトウェア資産を開発者や部門別に個々に管理していたのでは、ソフトウェア資産の有効活用や変更点の管理方法に個人差を生じたり、各資産間の整合性や品質が低下するなどの様々な影響が懸念されます。このような点で開発部門およびシステム運用管理部門におけるソフトウェア資産の管理作業の負担は増大しており、同時に開発に求められるスピードも年々高まっているため、ソフトウェア資産のライフサイクル管理と各種ソフトウェア資産の効率的な活用は重要なポイントとなっています。
今回発売開始する「ソフトウェア資産管理ソリューション」では、日立で長年培ってきたライフサイクル管理のノウハウとソフトウェア開発プロセス管理の関連規格をベースとしたライフサイクルプロセス管理技法を用いて、ソフトウェアライフサイクルに沿った最適な資産管理環境を構築します。「ソフトウェア資産管理ソリューション」の導入により、組織の情報共有を実現してソフトウェア資産の価値を高め、TCOを削減し、ソフトウェア資産の効率的活用を図ります。
■「ソフトウェア資産管理ソリューション」の特長 |
- 企業のソフトウェア開発ライフサイクルに沿ったソフトウェア資産管理環境を構築
ソフトウェア資産を組織全体レベルで管理し、企業のソフトウェアライフサイクルに沿って各ソフトウェア資産の開発状況を定量的に収集、把握できる環境を構築します。
- ソフトウェア資産管理システムの構築をトータルにサポート
ソフトウェア資産管理作業の改善コンサルテーション、管理システムの設計、システムの構築、運用後の保守、さらに利用者やシステム運用管理者への教育までをトータルに、小規模の開発プロジェクトから組織全体レベルの大規模プロジェクトまで規模に応じてサポートします。
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■「ソフトウェア資産管理ソリューション」メニュー体系 |
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