株式会社 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小野 功、以下、日立)は、このたび、自治体などの行政機関や企業における申請業務の効率化を支援する電子フォーム製品「EUR Form」シリーズを2月24日から販売開始します。
「EUR Form」シリーズは、既存の帳票の形式をそのままに、Webブラウザ上で電子申請画面を作成できる電子フォーム開発環境「EUR Professional Edition−Form Option」と、基幹システムなどバックエンドで申請業務処理を行う業務システムとのデータ連携を可能とする電子フォーム実行環境「EUR Form Service」からなり、この2製品により、申請画面が容易に作成可能となるほか、業務システムとのデータ連携を容易に実現し、申請業務の効率化を支援します。
行政機関や企業における各種申請書は多種多様にわたっており、その申請業務も個々に異なるため煩雑なものとなっています。これらの各種申請書や申請業務を電子化することは、ユーザ利便性と業務効率の大きな向上が期待でき、政府推進のe-Japan計画においても主要な推進項目として挙げられています。
今回販売開始する「EUR Form」シリーズは、電子申請、社内稟議、企業間取引など幅広い分野に適用でき、特に自治体や企業における届出などの業務に伴う登録・受付・稟議・承認といった一連の申請作業の効率化に有効です。また、当社の「電子申請ソリューション(*1)」においても本製品を適用し、帳票入力の電子化と、その帳票データとバックエンドの業務システムとのシームレスな連携で、申請業務の効率化をさらに進めます。
*1 |
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日立が提唱するソリューションコンセプト「e-Government for you」のもと、行政分野における申請業務を電子化し、ユーザ利便性と業務効率の向上を実現するソリューションです。 |
■「EUR Form」シリーズの主な特長 |
- ・電子フォーム開発環境「EUR Professional Edition−Form Option」
- 本製品は、従来の帳票作成機能「EUR」の特長である豊富な描画機能(罫線、レイアウト、楕円枠など)を継承し、既存の帳票の形式をそのままに、Webブラウザ上の電子申請画面として作成できるため、申請、受発注、経理、総務などさまざまな業務帳票を容易に電子化できます。
- ・電子フォーム実行環境「EUR Form Service」
- 本製品は、「EUR Professional Edition−Form Option」で作成した電子申請画面から入力された申請データをWebアプリケーションサーバ「Cosminexsus」と組合わせることで、バックエンドで申請業務処理を行う業務システムとのデータ連携を実現します。送信データ形式としては、データ互換性の高いXML形式をサポートしており、業務システムとの連携が容易となります。
■製品ホームページ
http://www.hitachi.co.jp/soft/eur/
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商品名 |
概要 |
標準価格 |
出荷時期 |
EUR Professional Edition−Form Option |
電子フォーム開発環境 (*2) |
300,000円〜 |
2003年4月28日 |
EUR Form Service |
電子フォーム実行環境 (*3) |
1,200,000円〜 |
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*2 |
稼働環境は、Windows® XP、Windows® 2000、Windows NT® 4.0、Windows® MEです。前提として、EUR Professional Editionが別途必要です。 |
*3 |
稼働環境は、Windows® 2000、Windows NT® 4.0です。前提として、Cosminexus Application Server、またはCosminexus Developerが別途必要です。また、本製品には、Webブラウザにプラグインするクライアント実行機能(EUR Form Client)のダウンロードパッケージ版(ライセンスフリー)が含まれます。 |
■他社商品名称に関する表示 |
- Windows、Windows NTは、米国及びその他の国における米国Microsoft Corp.の登録商標です。
- Windows®の正式名称は、Microsoft® Windows® Operating System、Windows NT®の正式名称は、Microsoft® Windows NT® Operating Systemです。
- JavaTM 及びすべてのJava関連の商標及びロゴは、米国及びその他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標です。
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