日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ(グループ長&CEO:百瀬次生)は、世界で初めて「静音水冷システム」を搭載した企業向け水冷ノートPC「FLORA 270Wサイレントモデル」に、このたび、高性能モバイル インテル®Pentium®4プロセッサ 2.20GHz-Mを搭載した新モデルを製品化し、本日から販売開始します。
近年、高度なアプリケーションソフトが要求するハードウェア動作環境レベルが上昇するのに伴い、PCは高性能化を求められ、その消費電力は増大の傾向にあります。これに対し、従来の冷却方式ではヒートシンクやファンの大型化、ファン回転数の高速化、ファンの複数搭載などの熱対策により、アプリケーション負荷の増大に伴って冷却ファンの駆動音が増大し、PCを快適に利用する上で大きな問題となっています。
当社はこれまで、駆動音が30dB以下という図書館並みの静かさを実現した静音水冷ノートPC「FLORA 270Wサイレントモデル」や省スペースデスクトップPC「FLORA 330Wサイレントモデル」をはじめとする「サイレントPC」の開発に取り組むとともに、他のモデルにおいても静音性の向上に努めてきました。
今回はモバイルPC向けCPUとしては最高性能を有する、高性能モバイル インテル®Pentium®4プロセッサ 2.20GHz-Mを搭載した静音水冷ノートPCを投入し、サイレントPCのラインアップ強化を図りました。
本日発表の製品は、当社の企業向けネット直販サイト「日立Internet Shop」および当社の営業・販売代理店などを通じて販売します。