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2002年12月18日

日立e-ラーニングソリューション「LearningGate」を強化

企業の人材活用戦略を支援するコンサルティングサービスやナレッジ連携e-ラーニングシステムを追加


 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小野 功、以下、日立)は、このたび、e-ラーニング化を企画から構築、運用までトータルにサポートするe-ラーニングソリューション「LearningGate(ラーニングゲート)」に、企業の人材活用戦略を支援する「人材開発支援コンサルティング」を追加し、2003年1月6日から提供を開始します。本コンサルティングに基づき構築するe-ラーニングシステムは、学習としての利用に加え、経営戦略や人材戦略に合う人材マネジメントへの活用が可能となります。また、e-ラーニングと業務システムをひとつのデスクトップ上にシームレスに統合できるナレッジ連携e-ラーニングシステム「LearningWorkstyle on LearningGate」も提供を開始します。

 企業では、多様な教育を個々人のペースに合わせ、スピーディにかつ低コストで提供するための手段として、e-ラーニングの導入が盛んになっています。最近ではさらに従来のWBT(*1)を中心としたe-ラーニングだけでなく集合研修まで含めたトータルな教育を管理するLMS(*2)、さらには人材マネジメントまで広げたHRM(*3)/HRD(*4)への活用機運が高まりつつあります。
 一方、厳しい経営環境のなかで、人材を企業の資産ととらえ、いかに有効に活用するかといった考え方が重要であり、経営戦略に基づいた人材活用戦略を立案し、その上で人材を活用する手段としてe-ラーニングの導入ニーズが高まっています。

 日立は、このようなニーズに対応するために、「LearningGate」に、新しく、人材活用を支援するメニューを追加します。人材活用戦略の立案から教育カリキュラム策定や効果的なe-ラーニングシステム/コンテンツの導入計画策定、さらには実際の導入までをトータルにサポートします。

■ソリューション強化の概要
(1)
日立の実績をもとにした「人材開発支援コンサルティング」により経営戦略・人材戦略にあった人材マネジメントを実現
 日立で実際に行った人材マネジメント改革プロセスをベースに作成した、事業毎のノウハウ蓄積方法などのビジネス特性・コンピテンシー(行動特性)・人材類型などを、テンプレートを活用して明確化し、企業の経営戦略・人材戦略に合った人材マネジメント基本構想書を策定する「人材開発支援コンサルティング」を提供します。人材マネジメント基本構想書では、例えば能力開発のために、プロジェクトマネージャーなど各人が最終的に目標とする人材類型を定義し、各類型ごとに習得が必要なスキル、そのための科目を定義、体系化します。これにより、各人は上司との間で意思疎通をはかりながら、目標の明確化と能力開発を行うことが可能となります。さらに定義した科目については、ケーススタディ中心の集合研修、WBT中心のe-ラーニングなど実現手段を選定して、教育体系を策定します。人材マネジメント基本構想書に基づいたeラーニングシステムの計画・導入を実施することで、ユーザー企業に適した効率的な人材開発が可能になります。
 なお、システム構築にあたっては、人材情報管理機能などに対応した日立電子サービス株式会社のe-ラーニングプラットフォーム「HIPLUS on Web V8」を適用し、効率的な教育管理と人材活用を実現します。

(2)
「LearningWorkstyle on LearningGate」を活用した業務に直結したナレッジ連携e-ラーニングシステムの実現
 個人の能力を最大限に生かすためには、社内の様々な情報を効率的に検索、活用することが不可欠です。日立は、e-ラーニングとナレッジを連携したナレッジ連携e-ラーニングシステム「LearningWorkstyle on LearningGate」をマイクロソフト株式会社と共同開発しました。これにより、既存の業務システムとe-ラーニングをひとつのデスクトップ上にシームレスに統合することが可能となります。例えば基幹システムから得られる営業部門ごとの売上成績とe-ラーニングシステムから得られる学習履歴・成績から、成功事例を分析し受講を促すなど、教育と業務を連携させた効果的な人材活用が可能です。また、社内の様々な情報から個人の属性に応じて必要な情報を自動的に集約するポータル機能やシングルサインオンなどの機能により利便性の高い企業内ポータルを実現します。

(*1)
WBT:Web Based Training:インターネットやWeb技術を用いて行う教育
(*2)
LMS:Learning Management System:教育の実施・評価から、新しい学習目標の設定までをマネジメントするシステム
(*3)
HRM:Human Resource Management:人的資源を戦略的に扱うための人材管理手法
(*4)
HRD:Human Resource Development:人的資源を戦略的に扱うための人材開発手法

■新メニューの価格および提供時期
項目 仕様 提供時期 備考
人材開発支援コンサルティング 個別見積 2003年1月6日
LearningWorkstyle on LearningGate 200万円(25ユーザー)〜 システム構築費用は別途必要

■情報提供(ホームページ)
 http://www.hitachi.co.jp/el

■他社商品名称等に関する表示
 記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。



以上



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