株式会社 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小野 功、以下 日立)は、エンタープライズサーバ「AP7000」のオペレーティングシステム(OS)として「VOS1/LS」を製品化し、12月16日から販売を開始します。
今回の製品化では、「VOS1/LS」システムとオープンシステムとのシステム間通信を「OpenTP1*1-RPC*2接続機能」により実現したことで、「VOS1/LS」上のデータベースを活用したWebシステムの構築や、GUI(Graphical User Interface)による業務システムの構築が可能となりました。また、「SMTPクライアント機能」により「VOS1/LS」上の様々なデータを電子メールの添付ファイルにして送信したり、発生した障害メッセージなどを電子メールにて通知する機能を実現しました。さらに帳票データを、LIPS、PostScriptプリンタだけでなく、カラープリンタや複合機でも印刷可能としたほか、FAX出力に対応するなど、多様な出力形態をサポートしました。
*1) |
OpenTP1:オープン環境で分散トランザクションシステムを実現する日立のオープンミドルウェア |
*2) |
RPC : Remote Procedure Call、ネットワーク上の処理プロトコル |
「VOS1/LS」は、今回の「AP7000」をサポートしたことに続き、エンタープライズサーバ「AP8000」にもサポート*3する予定です。今後もVOS1システムを継続的にエンハンスし、多様な顧客ニーズに対応したシステムを提供していきます。
*3) 2003年3月末〜(予定)
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■新製品の価格および出荷時期 1.プログラムプロダクト |
製品名 |
価格*4 |
出荷時期 |
VOS1/LS |
AP7000/10A |
約19万円/月(税別)〜 |
2003年9月末〜 |
AP7000/30A |
約35万円/月(税別)〜 |
2003年3月末〜 |
AP7000/60A |
約49万円/月(税別)〜 |
2003年3月末〜 |
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*4)
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「VOS1/LS」OS標準セット1(BCF E4、BSF E4、HCAM/TCP、HCAM/TCP/CSS560、IFIT-IEX E2、AOM)の価格です。
サポートサービスは含みません。
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製品名 |
価格 |
出荷時期 |
AP7000/10A(VOS1/LS対応) |
約1,140万円(税別)〜*6 |
2003年9月末〜 |
AP7000/30A(VOS1/LS対応) |
約1,660万円(税別)〜*7 |
2003年3月末〜 |
AP7000/60A(VOS1/LS対応) |
約2,600万円(税別)〜*8 |
2003年3月末〜 |
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*5)
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「VOS1/LS」対応「AP7000」は、「VOSK/LS」対応「AP7000」と構成が異なります。
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*6) |
AP7000/10A一式(ディスク1.89GB*2、メインメモリ128MB、内蔵DAT、UPS、システム監視制御装置、外付けコンソール)の価格です。各種工事、サポートサービスは含みません。
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*7) |
AP7000/30A一式(ディスク1.89GB*2、メインメモリ128MB、内蔵DAT、UPS、システム監視制御装置、外付けコンソール)の価格です。各種工事、サポートサービスは含みません。
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*8) |
AP7000/60A一式(ディスク1.89GB*2、メインメモリ256MB、内蔵DAT、UPS、システム監視制御装置、外付けコンソール、高速
パラレル機構なし)の価格です。各種工事、サポートサービスは含みません。
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サービス商品名 |
価格*9 |
サービス提供時期 |
AP7000/10A |
AP7000/30A、60A |
APサーバ導入
基本サービス |
約150万円(税別)〜 |
約200万円(税別)〜 |
2003年3月末〜 |
APサーバ保守
基本サービス |
約10.5万円/月(税別)〜 |
約16.8万円/月(税別)〜 |
2003年3月末〜 |
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*9) |
導入形態により価格は異なります。また、2台以上を導入する場合は、割引料金を設定しています。
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■他社所有商標に関する表示
・LIPSは、キャノン(株)が開発した言語仕様です。
・Post Scriptは、米国でのAdobe System,Inc.の商標です。
・その他記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
■製品情報のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/AP7000/
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