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2002年10月30日

日立が中国IPv6ネットワーク事業に本格参入

-湖南省IPv6プロジェクト参画と中国現地体制の強化-

 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長 & CEO:小野功、以下、日立)は、今後拡大が予想される中国IPv6(*1)ネットワーク市場に本格参入します。
 具体的には、このたび中国IPv6業界をリードするBII Group(天地互連信息技術有限公司)と販売委託契約を締結することに合意しました。今後、日立はBII Groupに対し、中国において、日立の「GR2000シリーズ」、「AG8000シリーズ」の販売委託を行い、BII Groupは日立の戦略パートナーとして、マーケティング活動の支援を行います。
 日立は、本年5月に中国・湖南省でスタートした中国初の商用IPv6実験プロジェクトに主要ベンダとして参画し、BII Groupと連携してギガビットルータ「GR2000シリーズ」、アクセスゲートウェイ「AG8000シリーズ」、およびアクセスシステム「HE100シリーズ」を納入することで、中国初のIPv6 ADSLサービス提供に貢献しています。湖南省向けネットワーク構築の実績、今回の販売提携にあわせ中国現地での販売・保守体制を強化(人員の増強)することで、今後、中国キャリアが構築を進めるIPv6ネットワーク市場に積極的に参画します。

*1) IPv6:
インターネットで利用されるIPプロトコルの次世代バージョン。現在標準的に使われているインターネットプロトコルIPv4では、インターネットに接続されるホスト数の急増により、アドレス空間の枯渇が問題となっている。また、音声、データ、映像などを一体化した次世代ネットワークではその安全性、通信品質やセキュリティの確保を要求されている。IPv6ではアドレス空間を32ビット(43億のアドレス)から128ビット(43億の4乗のアドレス)に拡張した他、アドレスの自動設定、セキュリティ、トラフィック制御、モバイル通信などの各種機能を導入し、次世代ネットワークを実現するプロトコルとして注目されている。1996年以降、6BONEと呼ばれる世界規模のIPv6実証ネットワークが構築され、移行テストが実施されている。また、日本をはじめ世界各地でIPv6のモデルケース、商用サービスが提供されはじめている。

 昨今の中国通信事業の持続的、急速的な発展によって、中国の通信市場は拡大を続けています。中国情報産業部(信息)の統計では、2002年8月末までに中国の携帯電話は1.85億、固定電話は2.04億回線まで拡大しています。この電話の普及に伴い、インターネットユーザ数も4331万まで到達し、2006年には1億を超えると予想されています。
 また、本年の中国キャリアの再編統合によって、中国通信市場は競争が激しくなり、単なるネットワーク規模の競争からサービス品質やコンテンツ、価格の競争への変化を加速しています。
 こうした背景の中、中国においては、現在のインターネットプロトコルIPv4アドレスの不足が問題しされると共に、音声、データ、映像などをend to endでサービスできる通信品質、セキュリティや移動性などに対する期待が高まっています。次世代インターネットプロトコルIPv6はこうした将来起こりえる現行のIPアドレス不足問題を解決すると共に、通信品質の管理やセキュリティの確保を容易に実現するキー技術として注目されています。

 日立はIPv6業界をリードし、1997年には業界に先がけてIPv6対応のルータ「NR60」を製品化、2000年にはIPv6ハードウェアルーティングをサポートしたギガビットルータ「GR2000シリーズ」を製品化しています。「GR2000シリーズ」は全世界で5,000台以上の運用実績を持ち、日本、欧州をはじめとする世界各所のキャリア、企業におけるIPv6ネットワークでも採用されています。また、近年普及が進むADSL(*2)やFTTH(*3)などのブロードバンドサービスを提供するためのIPv6対応ブロードバンドアクセスゲートウェイ「AG8000シリーズ」もラインアップに加え、高性能、高信頼のIPv6ブロードバンドネットワーク構築を支援します。さらに、統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」でIPv6ネットワークの管理を実現しています。
日立は、BII Groupと現地キャリアが進める中国・湖南省のIPv6実験プロジェクトにおいて、「GR2000シリーズ」、 「AG8000シリーズ」および「HE100シリーズ」を提供、運用サポートしています。本ネットワークは中国で初めてのキャリアの実回線を利用した商用実験であるとともに、中国初のIPv6 ADSLサービスを提供しています。現在までネットワークは順調に稼動しています。


*2) ADSL(asymmetric digital subscriber line):
「加入者線」と一般に呼ばれる従来の電話回線(メタルケーブル)を利用し、専用のモデム経由で高速なデータ伝送を可能にしたデジタル技術(xDSL)で最普及している方式。データ伝送の向き(ユーザーから見て発信の「上り」と受信の「下り」)の速度の違いが「非対称(Asymmetric)」になることが特徴。
*3)FTTH(fiber to the home):
電話局から各家庭までの加入者線を結ぶアクセス網を光ファイバ化し、高速な通信環境を構築すること。

 こうした実績をもとに日立はIPv6ネットワーク事業をさらに強化していきます。
 日立の情報・通信グループCOO古川一夫は、「日立が中国ネットワーク市場で成功するためには、現地企業とのパートナーシップが重要である。湖南省IPv6プロジェクトを通じ強い協力関係を構築したBII Groupは日立の重要なパートナーの一つである。今後も共同で中国での販売活動を進め、中国次世代ネットワーク市場の中でWin-Winの関係を強化すると共に、お客様にとって、ベストソリューションパートナーとなることを望んでいる。」と述べています。

 今回両社が合意した内容は下記です。

  1. 日立はBII Groupに対し、中国において、日立の「GR2000シリーズ」、「AG8000シリーズ」の販売委託を行う。
  2. BII Groupは日立の戦略パートナーとして、マーケティング活動の支援を行う。

 上記合意を受け、両社は中国において、IPv6ソリューションを共同で提案していきます。BII Groupは中国国内において、情報産業部電信研究院などの主要な研究機関やキャリアと協力しながら中国通信インフラストラクチャのIPv6化を進めており、日立ネットワーク製品を使った次世代ネットワーク構築を共同で進めていきます。両社は関連機器をあわせ、今後3年間で2000台の販売を目標としています。

 また、日立は10月29日から北京で行われているPT/EXPO COMM CHINA 2002に「IPv6 Solution」をメインテーマに出展を行っています。「GR2000シリーズ」、「AG8000シリーズ」、「HE100シリーズ」などを使ったストリーミング配信ソリューション、VoIPソリューションなどを紹介します。

<BII Group (天地互連信息技術有限公司)の紹介>
BII Group は中国で初めてIPv6の商用化を提唱したIPv6ソリューションプロバイダであり、IPv6の開発研究に早くから取り組み、、積極的にIPv6の商用化過程を推進している。BII Groupは、情報産業部電信研究院など主要な研究機関、電信キャリア、全世界のIPv6の主要な研究機関およびVendorと協力し、中国および全世界のIPv6業界では大きな影響力を持っている会社である。

<日立の紹介>
設立:大正9(1920)年2月1日[創業明治43(1910)年]
本社所在地:東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地
代表者:取締役社長 庄山悦彦
資本金:282,032百万円
従業員数:48,590名



以上



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