こうした実績をもとに日立はIPv6ネットワーク事業をさらに強化していきます。
日立の情報・通信グループCOO古川一夫は、「日立が中国ネットワーク市場で成功するためには、現地企業とのパートナーシップが重要である。湖南省IPv6プロジェクトを通じ強い協力関係を構築したBII Groupは日立の重要なパートナーの一つである。今後も共同で中国での販売活動を進め、中国次世代ネットワーク市場の中でWin-Winの関係を強化すると共に、お客様にとって、ベストソリューションパートナーとなることを望んでいる。」と述べています。
今回両社が合意した内容は下記です。
- 日立はBII Groupに対し、中国において、日立の「GR2000シリーズ」、「AG8000シリーズ」の販売委託を行う。
- BII Groupは日立の戦略パートナーとして、マーケティング活動の支援を行う。
上記合意を受け、両社は中国において、IPv6ソリューションを共同で提案していきます。BII Groupは中国国内において、情報産業部電信研究院などの主要な研究機関やキャリアと協力しながら中国通信インフラストラクチャのIPv6化を進めており、日立ネットワーク製品を使った次世代ネットワーク構築を共同で進めていきます。両社は関連機器をあわせ、今後3年間で2000台の販売を目標としています。
また、日立は10月29日から北京で行われているPT/EXPO COMM CHINA 2002に「IPv6 Solution」をメインテーマに出展を行っています。「GR2000シリーズ」、「AG8000シリーズ」、「HE100シリーズ」などを使ったストリーミング配信ソリューション、VoIPソリューションなどを紹介します。
<BII Group (天地互連信息技術有限公司)の紹介>
BII Group は中国で初めてIPv6の商用化を提唱したIPv6ソリューションプロバイダであり、IPv6の開発研究に早くから取り組み、、積極的にIPv6の商用化過程を推進している。BII Groupは、情報産業部電信研究院など主要な研究機関、電信キャリア、全世界のIPv6の主要な研究機関およびVendorと協力し、中国および全世界のIPv6業界では大きな影響力を持っている会社である。
<日立の紹介>
設立:大正9(1920)年2月1日[創業明治43(1910)年]
本社所在地:東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地
代表者:取締役社長 庄山悦彦
資本金:282,032百万円
従業員数:48,590名