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2002年10月16日

株式会社 日立製作所
IBM コーポレーション
米国サン・マイクロシステムズ
米国ベリタスソフトウェア コーポレーション

主要ストレージベンダがCIM製品投入を推進

― 日立、IBM、サンとベリタスがCIM対応製品の出荷計画と相互接続性テストの推進を発表 ―


 オープンストレージ管理の標準の重要性が明らかになる中、さらなるTCO削減というストレージのお客様からのニーズに対応するため、SNIA(Storage Networking Industry Association)のメンバーである、株式会社 日立製作所(以下、日立)、IBM® コーポレーション(以下、IBM)、米国サン・マイクロシステムズ(以下、サン)と米国ベリタスソフトウェア コーポレーション(以下、ベリタス)は、本日、SANをベースとしたストレージ管理向けのCIM(Common Information Model)とWBEM(Web-Based Enterprise Management)技術、及びSMI(Storage Management Initiative、以前はBluefinのコード名で呼ばれていたもの)の仕様を推進させる新たな取組みを発表します。

 この取組みの一つとして、各社はCIM/WBEMに基づく製品を2003年に公開する計画を発表します。CIMとWBEMは、ストレージネットワークにおけるマルチベンダ管理を簡素化する技術として、SNIA(Storage Network Industry Association)により支持されてきました。日立、IBM、サンとベリタスは、SNIAにおいて積極的な活動を行なっているメンバーで、SNIAで採択されたSMI(Bluefin)仕様の立案に寄与しました。この仕様は、CIM技術がストレージ管理でどのように用いられるかを規定しています。

 この取組みは全てのストレージベンダーに対して開かれており、参加企業は、オープンなストレージネットワーク展開を表明しています。さらに、参加企業は、他のストレージベンダーに参加を呼びかけ、CIM/WBEM標準をサポートするよう、積極的に働きかけていきます。

 参加企業は、以下を行なうこととします。
2003年に、CIM/WBEMに基づくストレージ管理ソフトウェアを出荷すること
SNIAにより支持されているSMIの仕様をサポートすること
自社のCIMプロバイダー(SMIエージェント)を、他社がテストできるようにすること
共同での相互接続性テスト及び検証を推進すること
SNIAのDMTF(Distributed Management Task Force)の仕様に従ったCIM/WBEMインターフェースをサポートすること

「ストレージのお客様は、TCOを削減し、ヘテロジニアスな環境対応のソリューションへの道を開き、かつ標準に準拠した管理ソリューションを求めています。SNIAは、オープンで相互接続性を持つストレージ管理の構築におけるCIM/WBEM標準の重要性を認めており、業界内におけるCIM/WBEM標準に基づくソリューションの認知と開発が本発表により加速すると信じています。」と、SNIAのChairmanであるBrad Stamasは述べています。

■各社の製品投入計画について
日立は、2002年5月に発表したJP1/HiCommandの管理フレームワーク及びソフトウェア製品を、年末までにCIM対応して出荷し、その機能拡張を2003年を通じて行っていきます。

IBMは、新しいCIM対応製品を、2003年前半に出荷する予定です。またIBMは、Tivoli Softwareのストレージ製品をCIM対応にし、2003年前半に出荷する予定です。Tivoli Softwareは、CIMインターフェースを用いたCIM対応のハードウェア管理の可能性についてすでに実証を行っています。

サンは2002年8月に、CIM対応のSun StorEdgeTM Enterprise Storage Managerを出荷しました。さらに、2003年前半にESMのCIM対応を拡張し、より多くのハードウェア製品向けにCIMプロバイダーを投入します。

ベリタスは、ソフトウェア中心のストレージ アーキテクチャ構想であるVERITAS Adaptive Software ArchitecutureをキーコンポーネントのVERITAS Enabled Programにより、2003年からCIM対応にする予定です。VERITAS SANPoint ControlTMやVERITAS Volume ManagerTMといった、ヘテロジニアスな環境対応のベリタスソフトウェア製品が、最初の出荷製品の中に含まれる予定です。

「ストレージのお客様の間には、ストレージ統合の難しさ、市場へのタイムリー性、API交換に伴うコストといった懸念が生じています。SNIAやSMIの仕様に準拠し、サポートするという業界側の取り組みが、ストレージのお客様に受け入れられることとなるでしょう。」と、Enterprise Storage GroupのアナリストであるSteve Kennistonは述べています。

「業界標準は、我々のデータセンター運用の一部をなす、SANの相互接続性を容易にするものです。これらの業界リーダーにより今日示された、標準に準拠したストレージ製品の出荷表明は、新しい標準に基づくソリューション展開において、我々に自信を与えてくれるものです。」と、BellSouth社Enterprise Storage部門のTechnical DirectorであるJoe Aultmanは述べています。

日立、IBM、サンとベリタスは、10月27〜30日に米国フロリダ州オーランドで開催されるStorage Networking Worldにおいて、SNIAが行なうCIM-SAN-1のデモンストレーションに参加する予定です。このデモンストレーションは、CIMとWBEMに基づいたSAN管理向けで、相互接続性を持つオープン環境における初めての展示となります。


■商標表記
  • IBM、Tivoliは、IBM Corporationの商標です。
  • Sun、Sun Microsystems、Sun StorEdgeは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
  • VERITAS、VERITAS SOFTWARE、VERITASのロゴ、およびその他のベリタスソフトウェア製品は、ベリタスソフトウェア コーポレーションが米国およびその他の国において所有する商標または登録商標です。
  • その他の会社名、団体名、商品名は各社、各団体の名称、商標または登録商標です。


以上



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