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毎秒40ギガビットクラスでは世界初めてSiGe HBTと0.18μm CMOSを混載した超高速通信用LSI技術を確立
日立製作所 中央研究所(所長:西野 壽一)、およびデバイス開発センタ(センタ長:梅沢 正春)は、このたび、毎秒40ギガビットクラスでは世界で初めて、SiGe HBT(シリコン・ゲルマニウム ヘテロバイポーラトランジスタ)と0.18μm CMOS(相補型金属酸化膜半導体)を混載した超高速通信用LSI技術(以下、SiGeバイポーラCMOS LSI技術)を開発しました。2種類の異なるデバイスを混載する工程において課題となっていた性能劣化要因を解決することで、0.18μm CMOSの高機能特性を損なうことなく、SiGe HBTによる最大速度毎秒54ギガビットの動作(高速16:1多重回路動作1))を実現しました。 インターネットや携帯電話の急速な普及によって、光・無線通信システムにおける伝送データ量の大容量・高速化が進んでいます。また、これとともに通信システムで用いられる電子デバイスにおいても、大幅な高速性能の向上が求められています。
そこで、今回、これらの課題を解決するSiGeバイポーラCMOS LSI技術を開発しました。今回開発した技術の特徴は以下のとおりです。
本SiGeバイポーラCMOS LSI技術を用いて作成したSiGe HBTは、最大速度毎秒54ギガビットの高速16:1多重回路動作を実現しました。これは、毎秒40ギガビットクラスではじめて、SiGe HBTとCMOSの混載LSI技術の確立を示した成果です。さらに、SiGe HBTの高速性能を評価した結果、遮断周波数は145GHz、最大発振周波数6)は172GHzという高速特性が得られました。 今回、開発した毎秒40ギガビットクラスのSiGeバイポーラCMOS LSI技術は、超高速通信用電子デバイスの開発を促進する基本技術です。今後は、その量産適用を進めるとともに、基幹光伝送システムや大容量無線通信システムに加えて,セルラ端末や無線LANなどのRF機器への応用を視野に入れた、次世代のIT技術を支える超高速・高機能デバイス技術として取り組む予定です。
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