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2002年8月9日

丸紅・日立連合がブータン王国向け約17億円の大型SF6ガス絶縁開閉装置案件を受注



 丸紅株式会社(取締役社長:辻 亨/以下、丸紅)と株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山悦彦/以下、日立)は、このたび、ブータン王国 タラ水力発電公社(Tala Hydroelectric Project Authority/以下、THPA(*1))からタラ水力発電所向け420kV SF6ガス絶縁開閉装置(12ベイ(*2))をフルターンキー方式(*3)で受注しました。契約金額は約17億円で、資金は全額インド政府より賄われます(*4)。

 当該入札には、丸紅・日立連合のほか欧州勢が参加しましたが、丸紅のコーディネート機能、オーガナイズ機能と日立のフルターンキー方式での実績、変電機器の技術力が評価され、受注に至りました。

 今回のプロジェクトは、ブータン王国南部に位置するTHPAが建設中のタラ水力発電所(1020MW)に420kV SF6ガス絶縁開閉装置を納入する案件で、日本企業によるブータン王国向けの案件では過去最大級となります。今回の建設は、ブータン王国の地域経済および地域インフラの発展、雇用創生に大きく貢献するとともに、発電された電気はブータン王国内の供給だけでなく、隣国であるインド国へも輸出されます。

 丸紅、日立は日本と友好な関係を保つ同国を含めた南西アジア地域における発電・変電案件に積極的に参画しており、今後も受注拡大を目指します。

(*1) タラ水力発電公社 インド政府とブータン政府が組成した公社。
(*2) ベイ 遮断機の単位。
(*3) フルターンキー方式 設備の据付、試験、試運転を含んだ一式。
(*4) 建設資金 プロジェクト全体をインドからの無償資金 60%、有償資金 40%で建設。総プロジェクトコスト 約1,000億円


以上



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