日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ(グループ長&CEO:百瀬次生 以下日立)は、最新のプロセッサ・テクノロジを採用し開発された64ビット対応インテル®Itanium®2プロセッサを搭載した「日立アドバンストサーバHA8500シリーズ」3モデルを製品化し、本日から販売を開始します。
「HA8500シリーズ」は、サーバ向けプロセッサとしてインテル® Itanium®アーキテクチャのプロセッサを用いた新シリーズであり、従来のメインフレームおよびUNIXサーバの性能や信頼性をより導入しやすい価格で提供することを目標としているシリーズです。Itanium®アーキテクチャ上ではHP-UX,
Windows®,Linuxといった主要なOSが動作しており、「HA8500シリーズ」では、ユーザーのアプリケーションに応じて最適なOSを選択できるプラットフォームを実現します。
インターネットを活用した電子商取引やERP、SCM等の進展に伴う急激なトランザクションの増加は、高速大容量データ処理や、大規模化するアプリケーションへの適応性を持ったサーバへのニーズを一層高めています。また、これらサーバはネットビジネスを支える基幹プラットフォームとして、高性能であるだけでなく、信頼性、可用性、保守性さらには柔軟な拡張性などにもより高いクオリティが求められています。
今回販売を開始する「HA8500シリーズ」は、日立独自開発のチップセットを中心に、インテル® Itanium®2プロセッサ(1GHz)を2〜8個、最大64Gバイトのメモリーを搭載可能な高性能モデル「HA8500/630」、インテル®Itanium®2プロセッサ(900MHz)を1〜4個搭載可能なミッドレンジモデル「HA8500/620」およびインテル®Itanium®2プロセッサ(900MHz)を1〜2個、最大12Gのメモリーを搭載可能なモデルで、ラック搭載時高さ2Uのコンパクトなローエンドサーバ「HA8500/310」の3モデルです。
全モデルともOSとして64ビットに対応した「HP-UX 11i(Ver1.6)」、「Microsoft®Windows®Advanced
Server,Limited Edition」および「Linux」をサポートしています。さらに、今後マイクロソフト社から提供予定の「Windows®
.NET Server」にも対応予定であり、アプリケーションソフトウェアを中心としたソリューションの選択に柔軟に対応します。
なお、新モデルはインテル®Itanium®2プロセッサの広大なメモリー空間を活かしたブロードバンドやWebソリューション分野、さらには高い浮動小数点演算性能を活かしたテクニカル分野での利用や高速ネットワーク(Myrinet2000)を介した並列クラスタリング接続での利用を想定しています。
これらの分野でのスムーズな利用を促進するために、OSプレインストール、プログラム性能評価、デバッグ支援、ベンチマーク支援やシステム構築支援などをトータルにサポートするサービスメニューを用意しています。
また、日立とインテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内3-1-1、代表取締役社長ジョン・アントン)は、「HA8500シリーズ」の拡販を目的とした各種ソリューションの開発、拡販スタッフのトレーニング、マーケット・エンドユーザ向けの宣伝活動、セミナー等を共同で実施していくことで合意しました。これにより、「HA8500シリーズ」の市場浸透をより一層促進していきます。
インテル株式会社 代表取締役社長 ジョン・アントン
インテルは、日立製作所がインテル®Itanium®2プロセッサを搭載した「日立アドバンストサーバHA8500シリーズ」製品の販売を開始されたことをたいへん歓迎します。最新のインテル®Itanium®2プロセッサは、従来のItanium®プロセッサ搭載システムと比較して、1.5倍から2倍の性能向上を実現しています。このようなItaniumアーキテクチャの最新の成果と独自開発のチップセットなどの日立製作所の優れた技術力により、高い性能が要求されるハイパフォーマンス・コンピューティングの分野において、インテル・アーキテクチャ・ベースのサーバがより広がっていくものと期待します。
SAPジャパン株式会社 代表取締役社長 藤井 清孝
「日立アドバンストサーバHA8500シリーズ」の発表を歓迎致します。
最先端CPU、64ビット対応インテル®Itanium®2 プロセッサを搭載した製品は従来の枠組みを超えた可能性を秘めています。統合基幹業務ソフトウェアを活用するようなミッションクリティカルな分野でも、性能面、信頼性、可用性、保守性さらには柔軟な拡張性を通して、画期的なビジネス環境を提供できるものと期待しております。両社の協業を通じて、お客様のビジネス上の競争優位性を高めることに大きな貢献ができるものと確信しております。また協業により、両者の関係を一層緊密にするとともに、お客様に役立つ新しい技術を今後ますます発展させていきたいと願っております。
日本オラクル株式会社 代表取締役社長 新宅 正明
日本オラクルは、日立製作所による、インテル®Itanium®2プロセッサ搭載のサーバ「日立アドバンストサーバHA8500シリーズ」の提供開始を歓迎いたします。
オラクルは、64ビットの高性能プロセッサ インテル®Itanium®2プロセッサへの「Oracle9i Database」の対応に、いち早く取り組んできました。本格的な64ビット時代を迎え、インテル®Itanium®2プロセッサを搭載したサーバプラットフォームと「Oracle9i
Database」との組み合わせにより、高可用性、高信頼性が求められる大規模な企業システム構築の需要が加速すると確信しています。
日本オラクルは、今後とも日立製作所と協力し、インテル®Itanium®2プロセッサ搭載のサーバプラットフォーム上の技術支援および販売促進に積極的に取り組んでいきます。
日本ヒューレット・パッカード株式会社 ビジネスカスタマ事業統括本部 マーケティング統括本部長
松本 光吉
日本ヒューレット・パッカードは、日立製作所のインテル® Itanium®2プロセッサを搭載する「日立アドバンストサーバHA8500シリーズ」の発表およびhp-uxの採用を心より歓迎します。この
hp-ux は、エンタープライズ向けunixとしてPA-RISCサーバと共に非常に高い評価を得ると同時に、インテル社とのItanium®アーキテクチャの共同開発を通じて得たノウハウを活用し、Itanium®環境における初の商用unix
OSとして業界をリードしています。
今後、日本HPは、日立製作所とさらに密接に協力し、ミッションクリティカルな分野においても、hp-uxをItanium®サーバにおけるプレミア・オペレーティング環境としてお客様に提供して参る所存です。
マイクロソフト株式会社 エンタープライズビジネス担当 取締役 鈴木 和典
マイクロソフトは、日立製作所の「Windows Advanced Server, Limited Edition」を搭載した「日立アドバンストサーバHA8500シリーズ」の発表を歓迎いたします。
今回の発表は、日立製作所と弊社との企業向けソリューション提供に関するアライアンスをより具現化する重要なプラットフォームのひとつと考えます。「日立アドバンストサーバHA8500シリーズ」と日立製作所が提供するハイエンド・コンピューティング市場での信頼性の高いソリューションの組み合わせにより、今後急速に拡大するであろう64ビットコンピューティング市場において、Windowsプラットフォームの導入を一層躍進させるものと期待しております。
レッドハット株式会社 代表取締役 平野 正信
レッドハットは、この度の「日立アドバンストサーバHA8500シリーズ」の発表を歓迎します。
レッドハットは、エンタープライズ市場に特化したLinuxディストリビューションである「Red Hat Linux Advanced Server」を5月に発表し、まさにLinuxによる大規模かつミッションクリティカルな用途に対応するプラットフォームを提供し始めました。エンタープライズ市場に対応するためには高性能かつ高い信頼性を持つハードウェアが必要不可欠であり、高い技術力と豊富な実績を持つ日立から強力なプラットフォームが登場したことにより、エンタープライズにおけるLinuxの利用が一層拡大するものと確信しております。