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Hitachi

六面体メッシュの作成時間を大幅に短縮

従来のマップドメッシュ法による六面体メッシュ生成では、製品形状を多数のブロック形状に分割してメッシュを作成する必要がありました。  HICAD/CADASでは、独自の形状認識技術を用いることにより、ブロック分割作業をほとんど必要としません。これにより、従来のマップドメッシュに比べ約1/3の時間で、六面体メッシュを作成することが可能です。

六面体メッシュの作成アルゴリズム

独自の認識技術で、3D形状モデルを直線のみで構成される認識モデルに自動で変換。認識モデルを格子状に分割して、写像モデルを作成します。その写像モデルをもとの3D形状にフィットすることで、六面体メッシュを作成しています。

形状の認識方法

2つの認識方法で六面体メッシュを作成することができます。エッジ認識方法は、CADの形状線をそれぞれXYZ方向に割り当てることで、形状を認識し、写像モデルを作成します。形状線を追加することで、メッシュ形状をコントロールすることができるため、高品質なメッシュの作成に適します。表面パッチ認識方法は、CAD形状の表面に三角形メッシュを作成して、三角形の法線方向から写像モデルを作成します。形状の認識率が高く、六面体メッシュを自動で作成するのに適しています。

作成ノウハウの再利用

写像モデルを再利用することができます。寸法の変更や穴の追加など、形状変更が発生しても写像モデルを再利用することで、容易に六面体メッシュを作成することが出来ます。

メッシュのコントロール方法

六面体メッシュを作成する際には、短時間でのメッシュ作成と共にメッシュ品質の維持が要求されます。HICAD/CADASでは様々な技術によりメッシュ品質を制御することができます。

要素サイズ(Aspect Ratio)

画像:要素サイズ(Aspect Ratio)

解析に不要な形状を抑制して、微小形状によるメッシュの歪みを回避できます。

要素ねじれ(Warp age)

画像:要素ねじれ(Warp age)

メッシュ上に仮想的な制御点を配置して、薄板形状で発生しやすいメッシュのねじれを回避できます。

要素内角

画像:要素内角

要素を縫合せて、円筒面で発生しやすい要素内角の悪化を回避できます。

レイヤメッシュ

画像:レイヤメッシュ

流体解析向けに、流れの乱れが生じやすい壁面近傍に直交メッシュを作成することができます。