業務の効率化・高度化を図るには、単なるツールの適用ではなく、現状の業務を可視化・分析したうえで、プロセスの改廃等も含めた業務のあるべき姿を再構築し、然るべきソリューションを選定することが重要です。
協創型BPR(Business Process Re-Engineering)により、現状の業務プロセスを可視化し、“めざすべき姿”へと業務の再構築を実現します。
エネルギー業界に明るい有識者が現場の実態や悩みを捉えた”落としどころ”を視野に入れて活動、絵空事ではない解決策をご提案します。
日立は創業当初から100年以上にわたってエネルギー分野での事業に取り組んでいます。その過程の中でお客様とともに培ってきた発電所の現場業務に関する技術や知見があります。
運転・監視
日常巡視
プラント制御
定期点検
エスノグラフィ調査によって、ノウハウが必要で変化の多い非定型業務も分析します。これによって、現場で実際に起きている行動を文脈とともに理解できるため、単なる業務フローの可視化ではなく、業務実行者の判断基準や価値観なども踏まえたより正確な業務の可視化が可能です。
系産業、上下水、ITなどのさまざまな分野で蓄積したベストプラクティスを横展開します。また、現場業務に合致するかどうかを丁寧に確認します。
メンテナンス会社の場合
定期点検工事を対象にエスノグラフィ調査を実施したところ、「指示待ち」「確認待ち」「引継ぎ待ち」といったムダな待機時間や、現場で手書きした点検結果をエクセルに転記するといった重複作業に多くの時間が割かれていることがわかりました。業務を分析することでそれらのムダ時間の原因が「組織間の工程管理方法」と「作業の進捗共有方法」にあることを明らかにしました。その後、タブレットを活用した作業管理システムを立案し、あわせて業務フローを見直すことにより、定検1回あたりの工数が約7000時間削減する見込みを得ることができました(従来業務フローにおける作業工数14000時間)。