大量の家庭用太陽光発電が接続された配電系統を安定化
概要
大量の太陽光発電導入による配電系統電圧の変動を、配電系統の高圧系と低圧系それぞれの電圧制御システムが協調して制御することにより、配電系統を安定化します。
特長/メリット
- 高圧系システム(配電電圧制御システム)は、高圧系統内のLRT、SVR、SVC、PCS、蓄電池を使い、かつ複数の低圧系システム(低圧系統電圧制御システム)と協調して電圧制御。
- 高圧系システムは、低圧系システムに連系点を流れる有効電力・無効電力を指示。
- 低圧系システムは、低圧系統内の蓄電池、蓄熱装置、PCSを使って、低圧系統の適正電圧を維持しつつ指示された連系点を流れる有効電力・無効電力を遵守することで高圧系統の電圧制御にも貢献。
- 需要予測、太陽光等の発電量予測を行い、それらを活用して先行制御。
DSM:Demand Side Management
PCS:Power Conditioning System
LDC:Line Drop Compensator
SVC:Static Var Compensator
LRT:Load Ratio Control Transformer
SVR:Static Voltage Regulator