WMS(倉庫管理システム)
読み:だぶりゅーえむえす(そうこかんりしすてむ)
WMS(倉庫管理システム)とは
WMS(Warehouse Management System)とは、倉庫管理システムとも呼ばれ、作業を効率的に管理するために設計されています。
WMS(倉庫管理システム)の機能例
WMSの主な機能は以下の通りです。
- 入出荷・検品
- 流通加工
- 在庫管理
- 棚卸処理
- マスタ管理
これらの機能により各作業工程の情報を一元管理し、作業者に最適な指示を出します。
WMS(倉庫管理システム)の種類
WMS(倉庫管理システム)の形態は、主にオンプレミス型とクラウド型の2種類に分けられます。
オンプレミス型
オンプレミス型とは、サーバーやその管理者などを自社内に保有し、パッケージソフトなどを活用してWMSを自社内で運用する形態です。
クラウド型
クラウド型とは、インターネットを通じてクラウドサービスの事業者からWMSが提供される形態です。
オンプレミス型とは異なり、サーバーやその管理者などを自社内で保有する必要がないため、初期導入コストを削減できます。
また、クラウド型は、クラウドサービス事業者からCPUやストレージとともにWMSのパッケージライセンスが提供される SaaS(Software as a Service)と呼ばれる形態が一般的です。
参考文献
- ロジ・ソリューション株式会社,物流業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書,技術評論社,2021,P.136,137
- 刈屋 大輔,知識ゼロからわかる物流センターの基本,ソシム,2021,P.142
- 田中 彰夫,ビジュアル図解 物流センターの仕組み,同文館出版,2011,P.188,190
- (一社)日本マテリアルフロー研究センター MH研究会,MHハンドブック物流センターシステムの計画・構築・運用 (PDOハンドブック・改訂版),流通研究社,2019,P.328
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執筆・監修
日立製作所 インダストリアルデジタルビジネスユニット ソリューション&サービス事業部 オートメーション推進本部
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