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(本件は、スイス・チューリッヒにおいて、
1月10日14:00(日本時間22:00)に発表しました。)
日立エナジーがイタリアのモビリティ・産業向け電力機器メーカー
コエットの買収を完了
EV充電システムなどのグリッドインテグレーション事業を強化
日立エナジーは、2023年8月に公表*1した、イタリアのモビリティ・産業向け電力機器メーカーであるコエット(従業員約80名)の買収を、2023年12月28日に完了しました。当社は本買収により、EV充電システムなどのグリッドインテグレーション事業を強化します。
- *1
- Hitachi Energy to acquire COET (英語サイト)
電力はエネルギーシステム全体の屋台骨かつ、クリーンエネルギーへの転換を促進するものであり、パワーエレクトロニクスと電力ソリューションに関する世界的な需要は、引き続き増加することが見込まれています。日立エナジーは、脱炭素社会の実現に向けて、持続可能なモビリティ、スマートライフ、データセンターなどの分野において、幅広いソリューションを提供しています。
中でも、電気バス・商用電気自動車向けEV充電システム「Grid-eMotion®*2」は、コエットから充電器の供給を受けており、オーストラリア、カナダ、ドバイ、フランス、ドイツ、イタリア、スウェーデン、スイス、英国など、世界中の持続可能な運輸システムに導入されています。
- *2
- Grid-eMotion® | Hitachi Energy (英語サイト)
日立エナジーのグリッドインテグレーションビジネスユニット担当役員のニクラス・パーソンは、「長年のパートナーであるコエットを日立エナジーファミリーに迎え入れることを嬉しく思います。本買収により、モビリティ・産業向けのパワーグリッド技術と、エネルギーインフラにおけるグローバルリーダーとしての地位が強化されます。また、当社とコエットのお客さまに、グローバルな事業基盤と電力分野における専門知識で、より一層貢献していきます。」と述べています。
本買収は、「日立エナジー2030」成長戦略*3の取り組みが加速していることを示すものです。当社は本買収を通じてデジタル、パワーエレクトロニクス、サービスを含むグリッドエッジソリューションを拡充し、中核であるパワーグリッド事業を継続的に強化していくとともに、より持続可能、より柔軟、より安心・安全なエネルギーシステムの実現に貢献していきます。
コエットは今後も、現在の経営陣のもとで独立して運営され、すべての既存事業を維持します。
日立エナジーについて
日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来へ向けた取り組みを加速する、グローバルな技術リーダーです。さまざまな分野のお客さまに、バリューチェーン全体にわたる革新的なソリューションとサービスを提供するとともに、お客さまやパートナーとの協創により、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー転換に必要な、デジタル技術を活用した変革を実現します。日立エナジーは、社会価値、環境価値、経済価値のバランスを取りながら、世界でより持続可能、より柔軟、より安心・安全なエネルギーシステムを構築する取り組みを進めています。また、当社はこれまで合計150GW以上の高圧直流送電(HVDC)システムを提供しており、より多くの風力発電や太陽光発電の導入が可能となるよう支援しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、全世界90カ国に40,000人以上の従業員を擁しており、140カ国以上の導入実績と、1兆円を超える事業規模を有しています。
日立エナジー関連情報
日立製作所について
日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2022年度(2023年3月期)の連結売上収益は10兆8,811億円、2023年3月末時点で連結子会社は696社、全世界で約32万人の従業員を擁しています。