2011年度 試合結果
ソフトボールリーグ1部 第7節
1勝1敗で同率3位変わらず
9月10日〜11日に、京都府京都市わかさスタジアム京都で日本リーグ第7節が行われた。初日の日立マクセル戦は、主砲の山田が3号3ランを含む4打数4安打で5打点を挙げ、投げては藤原,瀬川,新人佐藤の完封リレーで快勝。翌日のデンソー戦は、序盤に藤原が5失点。打線はランナーを出しながらも残塁の山を築き、最終回に1点を返すのがやっとの状況。この結果、この節1勝1敗で通算成績10勝5敗となり、前節終了時と同様、同率3位を維持している。
第8節は、9月30日〜10月2日、広島県福山市竹ヶ端運動公園野球場で行われる。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
山田、3号3ランを含む4-4で5打点! 藤原,瀬川,佐藤の完封リレーで快勝
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立ソフトウェア | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 |
日立マクセル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
初回表 先頭の西山がセーフティバントで出塁すると、続く溝江の送りバントと濱本のセンター前ヒットなどで一死二、三塁のチャンスを迎える。ここで4番の山田が、相手先発の呂から右中間への第3号3ランを放ち、早くも3点を先制。
一方、投げては先発の藤原は初回からテンポの良い攻めの投球で相手を圧倒。3回まで4三振を含むノーヒットに抑える立ち上がり。4回裏、先頭打者に初ヒットを許し、さらに死球を与え一死一、二塁となるが、落ち着いて後続を打ち取り相手に得点を与えない。
すると5回表、先頭の西山のヒットと濱本の四球で迎えた一死一、二塁のチャンスに、続く山田が本日3安打目となるタイムリーをセンターへ放ち1点を追加。試合の流れを渡さない貴重な追加点が入りチームに勢いが生まれる。
5回一死からは瀬川が登板。瀬川は最初の打者にヒットを許すも、次の打者の際に眞鍋が今日2つ目となる二塁への盗塁阻止でピンチの芽を摘み、続く打者を粘りの投球で打ち取って得点を与えない。6回は内野安打とレフト前ヒットなどで二死二、三塁のピンチを迎えるが、ここも続く打者を打ち取り7回一死まで無失点に抑える力投。
7回表、5回から二塁の守備に入った先頭の森田が三遊間を破るリーグ戦初ヒットを放ち出塁。手塚の死球などで一死一、二塁の追加点のチャンスを迎える。ここで続く山田が、レフトオーバーのタイムリー二塁打を放ち1点を追加。なおも林の死球などで二死満塁のチャンスに、代打で登場した玉利がセンター前へタイムリーを放ち6点目。玉利はリーグ戦初打点をあげる。
7回一死からは新人の佐藤が登板。佐藤はヒットは許すも後続をきっちり抑え試合終了。主砲の山田の4打数4安打5打点をあげる活躍と、投手陣の完封リレーで快勝した。
藤原、序盤に5失点 打線は残塁の山を築き、1点を返すのみ
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デンソー | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
日立ソフトウェア | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
昨日好投の藤原が先発。初回表 先頭打者は打ち取るものの制球定まらず四球でランナーを出し、続く打者の送りバントを内野安打とされ、野手が送球を後逸する間にランナーが一気にホームに生還。瞬く間に先取点を奪われてしまう。さらに二死から続く打者にセンターオーバーの2ランを浴びて2点を追加され、初回に3点を先行される苦しい展開。
一方、3点を追いかける打線は、初回裏、溝江のレフトオーバー三塁打で一死三塁の反撃のチャンスを作る。山田の敬遠気味の四球で二死一、三塁とチャンスは広がるが後続が抑えられ得点ならず。
2回表、この日の藤原はピリッとせず、先頭打者にセンターオーバーの二塁打を浴び、送りバントと四球で一死一、三塁のピンチを招く。続く打者にエンドランを決められ、あっさりと4点目を奪われてしまう。リードを広げられ1点でも返したい打線は2回裏、先頭の杉山が四球で出塁。眞鍋が送りバントを決めて一死二塁のチャンスを作るも、後続が抑えられ得点ならず。
これ以上点をやれない状況で藤原は、終始精彩を欠く投球となり、3回表にも先頭打者にセンター前ヒットを許し、送りバントで一死二塁のピンチを招いたところでマウンドを山中に託して降板。二番手の山中は二死三塁からタイムリーを浴びて5点目を奪われるが、それ以降はランナーは出すものの眞鍋が3つの盗塁を全て阻止するなど、守りにも助けられ、要所を締める好投を見せて打線の奮起を待つ。
4回裏、山田の四球と眞鍋のヒットで二死一、二塁のチャンスも後続が抑えられ得点ならず。5回裏には溝江の四球と濱本の二塁打で二死二、三塁のチャンスに、この試合連続して敬遠気味の四球の山田が打席に立つ。しかし、5点差がある中、明らかに勝負を避けられ、またしても四球で歩かされ二死満塁。ここでも後続が断たれて得点ならず。
5点差のまま、もう後が無くなってしまった7回裏、途中から代わったランゲンフェルドから先頭の横沢が死球で出塁。二死となるも、濱本がセンター前ヒットで繋いで二死一、二塁のチャンスを作る。ここでこの日3四球と勝負を避けられ続けてきた山田が、鬱憤を晴らすかのような右中間を破るツーベースヒットで1点を返す。しかし、反撃もここまで。昨日とは対照的に試合の流れを変えられないままゲームセットとなった。
記録&記事:山田 智仁,奥田 透,古園 敏幸,徳田 政昭,桐越 信一