2010年度 試合結果
ソフトボールリーグ1部 開幕
強豪を撃破し、白星発進!!
昨シーズンから導入された開幕節。今年も4月10日〜11日、全12チームが埼玉県所沢市の西武ドームに集まり、それぞれ1試合ずつを行った。昨年のリーグ戦は、あと1点、あと1勝が足りずに決勝トーナメント進出を逃す結果となり、その悔しさを晴らすべくリーグ開幕戦では強豪の豊田自動織機と対戦。初回から先発の藤原が再三のピンチを招くが、バックが好守備を連発しホームを踏ませない。一方、打線は4回まで一人のランナーも出せず重苦しい展開となるが、終盤の6,7回に山田、西山の3ランなどで大量点を奪い、終わってみれば8-0と圧勝。昨年の上位チームを撃破し、白星スタートをきった。
続く第1節は、4月24日〜25日、地元神奈川県厚木市営玉川球場で行われる。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
ピンチに好守備連発! 再三のピンチを凌ぎ、終盤に山田、西山の3ランなどで白星発進!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立ソフトウェア | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 8 |
豊田自動織機 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
今シーズンの開幕戦、いきなり強豪の豊田自動織機との対戦。相手左腕のバークハートをなんとか攻略したいところであったが、打線は4回まで凡打の山。一人のランナーも出せずに重苦しいムードが漂う展開となる。
一方、先発は藤原−鮫島のバッテリー。長年司令塔として投手をリードしてきた鈴木が居ないだけに、バッテリーが相手強力打線をどう抑えるか注目されたが、やや慎重になりすぎたか、ボールが先行しフルカウントの連続という苦しいピッチング。しかし、バックが好守備を連発し藤原を盛り立てる。
まずは初回裏、一死一塁で三塁ライナーを林ががっちり抑え、一塁に転送して併殺。2回裏には藤原が先頭打者に四球を与えるが、続く打者の送りバントを林が判断良く二塁に送って、またもや併殺完成。しかし、藤原は続く打者に四球を与え、盗塁で二塁に進まれてピンチを招く。ここで相手打者の当たりは右中間への強烈な打球。抜けていれば1点のところ、杉山が掴み取り、ホームを踏ませない。3回裏には先頭打者にヒットを許し、連打で一死満塁の大ピンチ。続く打者のセカンドゴロは溝江が落ち着いてホームで刺し、二死満塁で相手4番トッピングの強烈な一塁ゴロを濱本が掴み取る。さらに4回裏、先頭打者にヒットで出塁されるが、続く打者の投手ゴロを藤原自らが併殺で処理するなど、1回から4回までの毎回のピンチを堅守で凌ぐ。
4回までパーフェクトに抑えられていた打線は、5回表、先頭の馬渕がセンター前にヒット。このヒットで馬渕は通算安打222本のリーグ新記録を樹立。馬渕は通算安打だけでなく、通算打点、通算本塁打の全ての部門で歴代1位の座に君臨。さらに杉山の送りバントなどで一死三塁と絶好の先制チャンスを作るが後続なし。
6回表は二者が倒れて二死。ここから西山がセンター前で出塁。続く溝江のセーフティバントが相手のエラーを誘い一、二塁。前の2打席凡打に終わっていた山田に打席が回る。その山田がバークハートの低目を球を弾き返すと、左中間にライナーで飛び込む値千金の3ランホームラン!! ここ一番の勝負強さで一気に形勢を逆転させる。
続く7回表、杉山と林のヒットで一死一、二塁とすると、代打の袴田が左中間へのエンタイトル二塁打を放ち貴重な4点目を追加。さらに二死ニ、三塁で西山の打球はライトポール際に飛び込む、決定的な3ラン!! この回、山田のライトへのタイムリー三塁打なども飛び出し、それまでの憂さを晴らすかのように一挙に大量5点を奪う猛攻を見せ付ける。
最終回、一死からルーキーの山中が登板。初めてのリーグ戦で緊張したか、最初はストライクが入らないものの、フルカウントから度胸良くチェンジアップを投げて見逃し三振。続く打者も内野ゴロに打ち取る堂々のピッチングを披露。終わってみれば8-0の圧勝で強豪を撃破し、リーグ戦の白星発進を飾った。
記録&記事:徳田 政昭,奥田 透,桐越 信一