身に着けられる情報端末のこと。単に持ち歩けるだけのノートパソコンやスマートフォンとは異なり、衣服やネックレスのように、身に着けて使用できる端末を指す。代表的なウェアラブル端末としては、スマートウォッチやヘッドマウントディスプレイ、情報端末の内蔵された衣服などがあり、その形状や用途は多岐にわたる。
1990年代から各メーカーで開発され始め、2000年前後には多くのウェアラブル端末が発売されたが、本格的な普及には至らなかった。その後、小型化・軽量化の技術が進んだ上、スマートフォンやクラウドコンピューティングとの連携といった、新たなユースケースが生まれた。2010年代になると、各メーカーからスマートウォッチやヘッドマウントディスプレイが相次いで発表され、再び話題を呼んだ。今日では、形状や機能の多彩さから、ライフスタイルに合わせたさまざまな用途が期待され、スマートフォンに続く次世代端末として注目を集めている。