米国カーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提唱したソフトウェアの開発手法。ソフトウェア資産を計画的に再利用することで、販売戦略やロードマップを一にする製品群の長期的な開発効率を向上させる。多くの派生製品を開発する場合に有効な手法とされる。
ソフトウェアプロダクトラインでは、適用開始時に再利用する範囲を決め、その範囲に含まれるソフトウェア資産を長期にわたって管理する。このため、実装面だけでなく、ターゲットの選定や将来のリリース計画など、ビジネス面からのアプローチが求められる点が大きな特徴である。
欧米を中心に1990年代から研究が進められており、現在では主に家電製品や自動車などを制御する組込みソフトウェアの開発で適用が進んでいる。