照明器具がどのくらい省エネルギーかを示す指標の一つで、電力1Wで得られる明るさのこと。
照明器具から放出される光の量(光束:lm)を定格消費電力(W)で割ることで求められる。単位はlm/W(ルーメン/ワット)。この値が大きいほど電気エネルギーが光になりやすく、省エネルギーであると言える。
なお、LED照明器具の固有エネルギー消費効率の求め方は、一般社団法人日本照明工業会「LED照明器具性能に関する表示についてのガイドライン」(ガイド134:2010)で定義されており、蛍光灯のエネルギー消費効率の求め方は、省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)で定義されている。これらの定義によると、LED照明器具の固有エネルギー消費効率は照明器具の光束を電力で割った値だが、蛍光灯のエネルギー消費効率は蛍光ランプ単体の光束を電力で割った値となっている。このように両者で「光束」の定義が異なるため、LED照明器具と蛍光灯照明器具の省エネ性をこの値で単純に比較することはできない。