身の回りにある微小な未使用エネルギー(太陽光、振動、熱、電磁波など)を収集して、電力に変換する技術。「環境発電」とも呼ばれる。
1970年代からある技術だが、充電や燃料補給が不要という特長から、ユビキタス社会やIoT(Internet of Things)の実現に不可欠な技術として、2000年前後から欧米を中心に技術開発や事業化が行われてきた。日本では、2010年に「エネルギーハーベスティングコンソーシアム(EHC)」が設立され、商品化や実用化に向けた取り組みが行われている。今後は、IoTに必要なセンサーやウェアラブル端末の電源として活用されることが期待されている。