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日立は、お客さまのシステムライフサイクル全般にわたり、OSSを安心して活用していただけるよう、さまざまなソリューションをご提供しています。また、OSSコミュニティや標準化活動に参加し、OSSと関連技術の発展と普及に貢献しています。

ソリューション提供

導入から構築、保守にいたるシステムのライフサイクル全般で、OSS活用をサポートするソリューションをご提供します。

導入/評価

  • お客さまのシステム導入目的とご要件から導入に適したOSSと活用方法のご提案と、ライセンスや輸出管理などOSS活用上の課題に対する解決策をご提案するコンサルティングサービスをご提供します。

設計/構築

  • 日立内で検証したOSS活用ユースケースと、そこから得られた評価結果やノウハウをベースに、お客さまのご要望にあわせたシステム設計/構築をサポートします。

運用/保守

  • OSSを活用したシステムを安心して運用していただけるよう、主要OSSのサポートサービスをご提供します。
  • OSSの脆弱性情報やバージョンアップ情報など、OSSが導入されたシステムの運用/保守に必要な情報と対応策をご提示するサービスをご提供します。

コミュニティ貢献・標準化活動

日立ではメインフレームからはじまる長年のプラットフォーム開発と顧客サポートの経験を生かし、1990年代後半からLinuxカーネルの高信頼化に貢献してきました。特にThe Linux Foundation*では、創立当初からスポンサーとしてコミュニティのサポートや開発貢献、イベントの運営等に取り組み、OSSの普及促進に尽力してきました。 現在はThe Linux FoundationのPlatinum Memberとして、積極的な貢献をしています。The Linux Foundation傘下のHyperledger Foundationに加入し共同開発に参画している他、 近年は、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)に加入し(2023年4月)、クラウドネイテイブの普及活動やCNCFプロジェクトのOSSの開発に参画しています。CNCFへの開発貢献としては、Kubernetesにさまざまな機能を貢献しているだけではなく、特にKeycloakにおいてはメンテナとして主要な機能の開発に貢献しています。その他、さまざまなコミュニティ・標準化団体に参画し、パッチ投稿やセミナーでの発表等を行っています。

* The Linux Foundation:Linuxを中心としたOSSの開発コミュニティや開発者のサポートを行い、OSSの発展を支えている世界随一の団体(本部はUS)。 "Linux"商標の保護を柱としたOSSの法的支援や、Open Source SummitやKubeCon+CloudNativeCon等のカンファレンスも運営している。

参画している主な団体

参画している主な団体一覧
分類 団体名称 日立における最近の主な活動
全般
  • PlatinumメンバおよびBoardとして、運営方針の策定等を実施。
  • 主催イベントの後援、論文審査、講演を実施
    • Open Source Summit, Embedded Linux Conference, Open Compliance Summit、ほか
  • 理事企業として活躍中
    • OSS/Linux関連の認定試験開発を通じてOSS技術者の育成に貢献
  • 各種イベントでの講演実施
  • 理事企業及びビジネスリレーション部会リーダーとして活躍中
  • 各種イベントでの講演実施
  • 理事企業及び部会リーダー(分散コンピューティング部会、開発基盤部会)として活躍中
クラウド
  • Goldメンバとして活動中
  • CNCF Ambassadorとして活動中
  • Keycloakの開発にメンテナとして参画(日立のKeycloakへの取組み
  • Kubenetesの開発貢献
  • 各種ドキュメントの日本語翻訳
  • Silver memberとして活動中
データベース
  • PostgreSQLの性能、可用性及び周辺ツールの検証
  • 理事企業として活躍中
セキュリティ
  • Generalメンバとして活動中。
  • セキュリティ技術の普及促進・技術者交流
  • 会の立ち上げ、および会長として活躍中
  • 会員企業として活動中
  • OSSに関連した講演を実施
開発
  • Node-REDの利用促進・情報交換
  • 各種イベントでの講演実施
  • 運営メンバとして活躍中
Web3・ブロックチェーン
組込み・産業
  • 設立メンバー(Silver)として参加。
  • セキュリティWGに参画。
  • 産業界でLinuxの長期サポートを提供すべく活動中。
  • Bronzeメンバーとして参加。
コンプライアンス
  • OSSの特許リスク低減を目的とするOINにTechnical Advisory councilメンバーとして参加。
  • OSS利用時の特許訴訟リスク低減に向けた提案活動等を推進。
  • 日立が提案していたNode-RED、ROS関連のOSSを含めた337のOSSパッケージが新たに保護対象となりました。
    ニュースリリースのリンク
  • 日立がFlow Connection Gatewayの機能をOSS化した、Node-RED部品開発ツール「Node generator」が保護対象になりました。
    保護対象となったNode generatorのページ
その他
    その他
  • OSSに関する書籍/雑誌、Web記事の執筆
  • GPL違反を根拠とした賠償金請求に対して不用意な訴訟を抑止するためのGPL Cooperation Commitment活動へ賛意を表明
    • * 2024年1月時点の日立製作所の活動状況一例です。

    貢献者のご紹介

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    稲垣 毅 (株)日立製作所

    産業系のOSSマイグレーション案件をきっかけにOSSを活用する部署に所属して以降,基幹系のOSS利活用のため,研究開発や技術支援から事業を推進しています。 2012年頃からはOSSコンソーシアムのオープンCOBOLソリューション部会のリーダとして,opensource COBOLのコミッタとなり普及を推進してきました。 また,2013年からPostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアムに参加し,PostgreSQLの検証活動や広報活動を行うことで, エンタープライズ領域での普及促進に努めており,2015年度は設計運用WGの主査として力を入れて活動を行いました。

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    中村 雄一 (株)日立製作所

    2001年より、OSSセキュリティの研究開発に携って以降、特に国内でのSELinuxの普及活動をリードし、多数のコードをコミュニティに提供することで貢献。また国内外を含め、多数の講演・執筆活動を行ってきました。こうした活動が認められ、OSSセキュリティのコミュニティメンバーと共に、2015年に情報処理学会より「喜安記念業績賞」を受賞しました。現在は、The Linux Foundationのボードメンバーとして、国内コミュニティとCNCFなどの関連団体との橋渡しに注力しており、Cloud Native Community Japanの設立に発起人として携わっています。2024年8月にLinux Foundation Japanの初代エバンジェリストに選出されました。

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    横井 一仁 (株)日立製作所

    2015年からNode-RED User Group Japanの運営メンバとして活動し、ノンコーディング開発ツールNode-REDのノウハウを共有するセミナーやカンファレンスを開催しています。GitHub上のNode-RED開発チームにも所属し、Node-REDの日本語対応や品質向上などでも貢献してきました。2017年には日立発のOSSであるNode-RED部品開発ツール「Node generator」をOpenJS FoundationのOSSとして公開し、現在メンテナとして他社と協力して開発しています。また、OpenJS World、Open Source Summit Japan等のグローバルカンファレンスへ積極的に登壇し、利用者のフィードバックを基にしたOSSの機能改善をしています。これまでのOSSコミュニティへの貢献のため、2017年から6年連続で米国IBM社からIBM Champion賞を受賞しました。

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    乗松 隆志 (株)日立製作所

    2017年から、主にOAuth 2.0およびOpenID Connect 1.0関係のセキュリティ機能、及び高いセキュリティレベルを要求されるAPIアクセス向けのセキュリティプロファイルであるFinancial-grade API (FAPI) Security Profileについて、Keycloakへのコントリビューションを継続的に実施しています。また、コントリビューションで得られた知見を国内外のカンファレンスで発表してきました。 2020年8月からは、KeycloakへのFAPIのサポートを推進することを目的としたKeycloakサブプロジェクトである、FAPI-SIG (Financial-grade API Security : Special Interest Group)にて技術的なリーダーとして活動しています。 2021年10月からは、Keycloakのメンテナに就任し、引き続きKeycloakの機能拡充と普及活動を実施しています。

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    田畑 義之 (株)日立製作所

    認証認可のエキスパートとして、金融、公共、社会、産業の重要なシステムにおいてAPI管理やシングルサインオンについての技術コンサルテーションに数多く携わり、その知見を講演や執筆活動などで発信しています。 また、コンサルテーションで得たニーズをもとにKeycloakの開発にも参画し、コミュニティに貢献してきました。2023年11月CNCFアンバサダーに就任しました。

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    西島 直 (株)日立製作所

    10年以上にわたり、Linuxカーネル、OpenStack、Kubernetes、HyperledgerなどのOSSを活用したシステムのエンジニアリングに従事する一方、継続的にコミュニティ活動を実施してきました。近年はクラウドネイティブの分野で、CNCFの用語集の日本語化などの活動を推進しています。2023年11月にCNCFアンバサダーに就任しました。また、Cloud Native Community Japanのオーガーナイザーの一人でもあります。

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    渡邊 歩 (株)日立ソリューションズ

    日本企業におけるSBOM(ソフトウェア部品表)やOSSの活用に関するコンサルティングを提供する傍ら、コミュニティ活動や情報発信を実施。知識・経験の共有と繋がりの構築をテーマに、日々さまざまなコラボレーションの創出と推進に尽力しており、The Linux Foundation OpenChain JapanのPlanningリーダーを務めています。2024年8月にLinux Foundation Japanの初代エバンジェリストに選出されました。
    • * 掲載順は順不同です。

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