注目ユースケース
Lumadaのユースケースコード:UC-01808S
〜ビル共通プラットフォームソリューション〜
2021年12月20日
近年、都市部では大規模なオフィスビルの供給が続いています。その中で、テナント企業に選んでいただくために、ビルの付加価値を高めることが求められています。日立は、付加価値を創出するための施策の立案を支援します。
施設や設備から収集したデータを活用し、就業者へのサービスを充実させることで、就業者の満足度の向上が期待できます。また、データを横断して収集することで、複数ビルを効率的に統合管理。魅力が高く、選ばれ続けるオフィスビルの実現を支援します。
Lumadaで協創!ビルのデータから最適な空間を提供
テナント企業に選ばれ続けるオフィスビルを提供するために、就業者が安心・安全かつ快適に働ける環境づくりが求められます。
近年、都市部では大規模なオフィスビルが次々と供給され、多様な働き方に対応できる、魅力あるオフィスビルが増えています。これにより、よりよいオフィス空間を求めて環境を刷新する企業も増加。テナント企業に利用し続けたいと思ってもらうために、オフィスビルの付加価値を高めることが求められます。
オフィスビルの付加価値を高める施策の1つとして、就業者の満足度を向上させることが挙げられます。そして、就業者の満足度を向上させるために、オフィスビル内のデータを収集し、活用することで、次のような新しいサービスを提供できます。
日立は、就業者の満足度を向上させ、テナント企業に選んでいただけるオフィスビルづくりを支援します。
オフィスビルの価値向上・就業者の満足度向上を両立
ビル共通プラットフォームソリューションは、就業者ソリューション「BuilPass」とビルIoTソリューション「BuilMirai」の2つを組み合わせ、就業者、運営者、および、管理者のそれぞれに、付加価値の高いビルを提供します。
IoTを起点とした都市の高度化と快適な暮らしの実現に向けて、ビルやその周辺に点在するさまざまなデータを組み合わせ、新たな価値を創造します。
「BuilPass」は、就業者プラットフォームと就業者向けのアプリケーションで構成されます。就業者プラットフォームでは、就業者の個人IDと属性情報(所属ビル、所属テナント、役職など)を統合的に管理することで、就業者それぞれの利用可能範囲に合わせたサービスを提供します。また、このサービスは、複数のオフィスビルをまたいで会議室や執務場所を予約できるなど、場所を横断してシームレスに利用できます。
アプリケーション*を使って、会議室などのスペースを予約したり、ビル管理者や店舗から配信される情報を入手できるなど、就業者一人一人に寄り添ったサービスを提供。就業者の働きやすい環境づくりを支援します。
「BuilMirai」は、複数のオフィスビルからさまざまなデータを一元的に収集・蓄積。ビル管理に活用することにより、ビルの付加価値を高めます。
各フロアや複数ビルの利用状況を横断的に可視化し、たとえば、空調と人流のような異なるデータをかけ合わせて、ビルの利用状況などを多角的に分析。結果を踏まえて清掃や保守計画を策定することにより、オフィスビルの統合管理を効率化し、ビル管理の品質向上を支援します。
「BuilMirai」とビル設備を連携すると、収集・蓄積されたデータから設備の適切な稼働を実現。就業者に快適な環境を提供できるうえに、設備の過剰な運転を防げるため、メンテナンスや故障の頻度を下げることにもつながります。
また、監視カメラなどから取得した人流データを、ビル管理に活用することにより、密集によって生じる危険を回避できます。
さらに、「BuilMirai」と「BuilPass」を連携させることで、アプリケーションをインストールしたスマートフォンを持っていれば、オフィスビルのセキュリティゲートを通過できたり、オフィスビル内の混雑度を確認できるなど、より快適なオフィス空間づくりを支援します。
2021年8月に日立ビルシステムの本社地区であるワテラスタワーと亀有総合センターのオフィスをリニューアルしました。このとき、ワテラスタワーに「BuilPass」、亀有総合センターに「BuilMirai」を導入し、各ソリューションの運用実績とノウハウの蓄積を進めています。これらを基に改善を加えていくことで、ソリューションの強化を図り、スマートビルのさらなる利便性向上に貢献していきます。
安田不動産株式会社、安田開発株式会社、株式会社日立製作所、株式会社日立ビルシステムは、協創の第一弾の取り組みとして、安田不動産が運営を行うワテラス内の安田開発が運営する飲食店において、ワテラスに入居する日立と日立ビルシステムの社員が、「BuilPass」のスマートフォンアプリを用いて事前にオンラインでテイクアウト商品の注文と決済を行い、店舗にて受け取りを行う実証実験を2022年5月23日から開始しました。
ソリューションの詳細については、こちらをご覧ください。
施設や設備から収集したデータを活用し、就業者へのサービスを充実させることで、就業者の満足度の向上が期待できます。また、データを横断して収集することで、複数ビルを効率的に統合管理。魅力が高く、選ばれ続けるオフィスビルの実現を支援します。
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Lumadaのユースケースコード:
UC-01808S
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