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統合サービスプラットフォームBladeSymphony

uVALUE 実業×IT

Hitachi

ファームウェア

掲載番号:3017012

このファームウェアについて

本ページで提供するのは以下のファームウェアです。

BladeSymphony サーバ仮想化機構 Virtageは、1つのサーバブレード上の物理資源を論理的に分割して複数のサーバ環境を構築し、各々独立した稼動・運用を実現します。

ファイルのダウンロードよりファイルをダウンロードしていただくようお願いします。

ダウンロード後、バージョンアップの実施に際しては、必ず最新版の手順書(※ )で実施してください。

最新版でない手順書で実施した場合、正常にバージョンアップできない場合があります。

※: Virtageバージョンアップ手順書/Virtageリビジョンアップ手順書 [BS2000/BS320共通])

 

【注意事項】

1.下記のファームウェア来歴に、重要な修正または追記があります。ご確認願います。

 ・58-80 (重要)可用性向上 (2) LPARマイグレーション後のWOL(Wake On LAN) 実施不具合対策

 

2. Virtageの Version 58-72 以降をご使用の場合で、HVM管理コマンド (HvmSh)またはVirtage Navigator をご使用になる場合は、必ず、 HVM Utility CD 5.2.5J 以降 のバージョンアップを実地し、HvmShを5.5以降、Virtage Navigator を V02-02以降にアップデートしてください。詳細は HVM Utility CD 5.2.5Jのアップデート来歴を参照ください。

 

対象装置

(形名)

BladeSymphony BS2000かつ以下サーバブレード形名を搭載していること。

 

GV◇E55A1−□□□□□□□

GV◇E55A2−□□□□□□□

 

◇には、サポートOS 種別コードが入ります。□□□□□□□には、装置の構成により異なった形名が入ります。

Version

Version 58-83

重要性*1

ファームウェア来歴を参照

影響範囲*1

ファイル

zip形式 95,733,957 Bytes

*1  重要性および影響範囲の定義

 

ファイルのダウンロード

ダウンロードの際には、正規にご購入された国内のお客様のみ、かつ、「お客様へのお願い」「ご使用条件」を良くご理解いただき、「同意いただける」場合のみダウンロードが可能となります。

 

⇒  ダウンロードはこちらから

   (ダウンロードファイル名を『 58-83.zip』としてください。)

 

ファームウェアの内容

BladeSymphony サーバ仮想化機構 Virtageは、1つのサーバブレード上の物理資源を論理的に分割して複数のサーバ環境を構築し、各々独立した稼動・運用を実現します。

 

バージョンアップ時の注意事項

Virtageのバージョンアップを行う場合、バージョンアップキーが必要になります。バージョンアップキーの入手は Virtageのサポートサービス契約が前提となります。詳しくは弊社営業にお問い合わせください。

 

【バージョンアップとは】

   VV-RR形式のVV部分の更新を指します。

   例: 57 - XXから58 - XXへのアップデート (左側の値の更新)

 

ご利用の前に

ダウンロードする前に、あらかじめ下記項目をご了承ください。

1)当該製品のユーザは、本ソフトウェアを使用することができますが、複製又は第三者に非営利目的で譲渡若しくは貸与することを禁止します。

2)本ソフトウェアを翻案、翻訳、リバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブルすることを禁止します。

3)本ソフトウェアに瑕疵が無いことを保証するものではありません。

 

ファームウェア来歴

このファームウェアは、次の機能拡張とバグ修正を含みます。

バージョン

重要性*1

影響範囲*1

内容

58-83

 

重要

可用性向上

(1) Deatch状態でのUSB抜き差し時の不具合対策

  [対象Ver. : 58-21〜58-82]

  USBをDetachされている状態で抜き差し (KVMでの操作を含む)を行った場合、

USBおよびNICが動作不能になったり、レスポンス低下となる場合がある不具合を対策しました。

(Attach状態の操作では発生しません)

 

(2) 不当なPCI割込み多発障害の対策

  [対象Ver. :全 Version]

  HVM起動後、まれに不当なPCI割り込みが多発する不具合を対策しました。不具合が発生した場合、特定の物理 CPUの負荷が高騰してHVMの性能が低下し、下記メッセージを出力します。

HVM damage occurred. (due to H/W error).

 

(3) スケジューリングモードの変更に伴う不具合対策

  [対象Ver. : 58-40〜58-82]

  プロセッサのスケジューリングモードを共有

モードから占有モードに変更した時に、極まれにシステム停止に至る可能性がある不具合を対策しました。

(補足) 2つ以上の CPUを割当てているLPARでゲスト実行性能が極端に遅くなっている状態において、上記オペレーションにより上記現象が発生した場合は、本問題に該当している可能性があります。

注意

可用性向上

(1) ゲストOS障害時の USBの再割り当て不具合対策

  [対象Ver. :全 Version]

  USBをAttachしている LPARでゲストOSがハングアップした際、当該 LPARのDeactivate および他の LPARのActivateでは、USBを再割り当てできない不具合を対策しました。

 

(2) USB Detach状態時の、 USBデバイスドライバのアンインストールに伴う不具合対策

  [対象Ver. :全 Version]

  USBのDetach状態時に、 USBデバイスドライバのアンインストール後、再インストールしてもUSBを正常に認識できず、 USBが使えない不具合を対策しました

 

(3) USBの Attach/Detach操作に伴う不具合対策

  [対象Ver. : 58-60〜58-82]

  次の@Aを同時に行うと、OSハングアップや FC障害が起こる場合がある不具合を対策しました。

  @ HvmShコマンド、 JP1/SCや、Virtage Navigatorを用いた、 USBの Attach/Detach操作。

  A HVM操作 (LPARからHVMへのスクリーン切り替え・ゲスト OSのシャットダウンも含む)。

58-82

重要

可用性向上

(1) HVM起動に一時的に失敗する不具合対策

  [対象Ver. : 58-70〜58-81]

  NTP設定が有効、またはHVMシステム時刻ゾーンが +9:00以外のいずれかの場合にHVM起動すると (再起動を含む)、立ち上げに失敗してHVMが自動的に再起動を行う場合がある不具合を対策しました。

 

(2) HVMのバージョンアップ後の警告メッセージ出力対策

  [対象Ver. : 58-80〜58-81]

  次のHVMのバージョンアップを行った後の初回の HVM起動の際に、構成情報に関する警告メッセージを誤って出力する不具合を対策しました。( HVMバージョン:58-80未満 →  58-80または58-81 へのバージョンアップ )

 

(3) リモートKVM 画面描画遅延の対策

  [対象 Ver. : 全Version]

  以下の条件を全て満たした場合、リモート KVMの画面描画が極端に遅延する可能性があり、さらにゲスト OSが Windows の場合は Blue Screen (STOP: 0xEA)発生に至る恐れがある不具合を対策しました。

  @ 当該 LPARに割当てている論理プロセッサのスケジューリングモードが占有モードである。

  A 当該 LPARにリモートKVMを割当てている。

  B ブレード全体のプロセッサリソースに余裕が無い。

(ブレード全体で、未割当ての物理プロセッサが存在せず、全物理プロセッサの使用率が 100%近い)

 

重要

機能追加

(1) 閉塞 PCIデバイスのホットスワップ機能サポート

  故障により閉塞された PCIeボードを、OS稼働中にホットスワップ (交換)可能としました。

対象機種・対象作業など詳細については、「ホットプラグ操作手順書 (HVM編)」(第3版以降 )をご確認下さい。

58-81

重要

機能追加

(1) 新PCI Express 1Gb 4ポート LANカード

( GV-CN2N1G3N1[BX])に対応しました。

2011.10販売開始の当 PCI Express 1Gb 4ポート LANカードご利用時は、本バージョン以降をご利用ください。

現行のLANカード(GV-CN2N1G2N1[BX])ご使用

には、影響ありません。

重要

可用性向上

(1) 共有NICリンクダウン誤検出対策

  [対象 Ver. : 58-70〜58-80]

  下記対象Ver.で、共有NICリンクダウンを誤検

出し、リンクの障害処理を行う場合がある不具合

を対策しました。

 

(2) 共有NICリンクダウン時の回復時間遅延対策

  [対象 Ver. : 全Version]

  共有NICがリンクアップした後、数十秒程度

LPARからのNIC通信が不能になる不具合を対

策しました。

      

(3) システムダウン対策

  [対象 Ver. : 58-80]

  以下の条件を全て満たした場合にシステムダ

ウンが発生する不具合を対策しました。

  @ 物理 CPU数(スレッド数)が最大の24個。

  A HVM立ち上げ後、物理LANコントローラを一度に 6個共有モードに設定したことがある。

  B HVM立ち上げ後、4種類のLPAR間通信用仮想 NIC (Va, Vb, Vc, Vd) をそれぞれ一回以上LPARに割り当てたことがある。

58-80

重要

機能追加

(1) 最大LPAR数の拡張

  Activate(起動 )可能な最大LPAR数を 30LPARまで拡張しました。

 

  ● 本機能ご利用には、 HVM拡張モードの設定が必要です (設定変更時はメモリ占有量にご注意下さい )。

 

(2) 共有可能最大LPAR数の拡張

  4Gb FC ボードでも、物理FC 1ポートあたりの共有可能最大LPAR数が、 15に拡張されます。

 

(3) Red Hat Enterprise Linux (以下 RHEL) サポートOSの追加

  RHEL 6.1 (x86/ AMD64 & Intel EM64T) を新たにサポートしました。ご利用にあたっては、下記 URLを必ずご参照下さい。

http://www.hitachi.co.jp/products

/bladesymphony/etc/info/index.html

 

(4) 共有FCポート閉塞時の高速パス切り替えサポート

  共有 FCポートがタイムアウトにより閉塞する際に、高速に系(パス )の切り替えを行なう機能をサポートしました。ご利用には、Gigabit Fibre Channel アダプタも同期して更新が必要です。対象バージョン等、アダプタの詳細は、Hitachi Gigabit Fibre Channel アダプタ ユーザーズガイド 高速系切替支援機能編 を参照ください。

重要

可用性向上

(1) 不当PCI割込み多発時の障害処理対策

  H/W障害等で不当な PCI割り込みが多発した際に、特定の物理CPUの負荷が高騰して LPARの性能が低下する問題に対し、検知を含め障害処理を改善しました。

 

(2) LPARマイグレーション後のWOL(Wake On LAN) 実施不具合対策

  [対象 Ver. : 58-12〜58-7x]

  LPARマイグレーション後、当該 LPARのActivate実施しないと、 WOL(Wake On LAN) が実行できない不具合を対策しました。

58-72

重要

機能追加

(1) HVM拡張モードの追加

  HVMの拡張機能を活用できる、 HVM拡張モードを設けました。但し、HVM拡張モード設定時、 HVMは1.5GBのメモリ量を占有しますのでご注意下さい。機能拡張が不要な場合は、 HVM標準モードを設定下さい (メモリ占有量は1.25GBのままになります )。

 

(2) 共有NIC/仮想 NIC機能の拡張

  @ 共有 NICで、ポート単位の割り当てが可能になりました(従来コントローラ単位 )。

  A 1つのLPARに共有NICを重複して割り当てることが可能になりました。

  B LPARあたりの最大仮想NIC割り当て数が、 16ポートまでご使用いただけます(従来 8ポート)。

 

  ● 本機能ご利用には、 HVM拡張モード(新設)の設定が必要です。

  ● JP1/SCでは、共有NIC重複割り当ての設定ができません。 HVMスクリーンまたはVirtage Navigatorを利用ください。

 

(3) JP1/ITRM (JP1/IT Resource Management)対応

  JP1/ITRMとの連携機能をサポートしました。 JP1/ITRMをご利用になる場合は、本バージョン以降に更新してください。

 

JP1/ITRM は、複数の仮想環境の一元管理ができるミドルウェアです。詳細は下記を参照下さい。

http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1

/jp1/product/itrm/index.html

重要

可用性向上

(1) 物理メモリの4ブロック分割時に  LPAR Activate失敗する不具合対策

  [対象 Ver. :全Version]

  LPARに割当てる物理メモリの分割が 4ブロックでも条件によって、Memory allocation failed のメッセージを出力して LPARのActivateが失敗する場合がある不具合を対策しました。

 

(2) Windows タイマ時刻遅れ問題の対策

  [対象 Ver. : 全Version]

  マルチメディアタイマを使用するソフトウエアを利用した場合に、 WindowsのOS時刻が実時間に対して 1時間当たり数分以上遅れる不具合を対策しました。Windwos 2008 SP2 (x64)またはWindows 2008 R2においては、時刻遅れに伴って、 Blue Screen (STOP: 0x101)が発生し強制リブートとなる場合があります。本問題は、弊社においては、 SQL Serverでの発生を確認しております。

 

(3) 占有CPU性能低下の対策

  [対象 Ver. : 58-40〜58-70]

  2分に 1秒間、占有CPUでLPAR処理が実行できなくなる場合がある問題を対策しました。本不具合が発生した場合、特定アプリケーションでレスポンス劣化が検出される場合があります。

58-70

重要

機能追加

(1) NTP連携機能 サポート

  NTPサーバを使用して、ブレード間で HVMの時刻合わせが可能になりました。

 

(2) 論理ホットスワップ機能 サポート

  占有モードで割当てられている PCIeボードを、OS稼働中に、ホットスワップ (交換)可能としました。I/Oスロット拡張装置内の PCIeボードも含みます。対象機種・作業手順など、詳細については、「ホットプラグ操作手順書 (HVM編) 」(第2版以降 )を参照下さい。

 

(3) PCIe障害閉塞機能 サポート

  Windows Sever 2008 R2およびWindows Sever 2008 R2 SP1で、 PCIe障害閉塞機能 をサポートしました。これにより、I/Oバスの障害発生時にシステムの継続稼働が可能となります。詳細は、ユーザーズガイド第 15版以降を参照下さい。

重要

可用性向上

(1) HVMスクリーン改善

  - Date & Timeスクリーンで、OSが時刻変更した時の HVM時刻も表示可能としました。

  - ダンプ採取の際に、スクリーン上に HVMダンプ上書きの確認を促すメッセージの追加を行ないました。

  - HVM Optionsスクリーンに、省電力モード(C3 state以上 )に自動的に遷移しない無効化オプションを追加しました。

 

(2) プロセッサ障害処理強化

  プロセッサの訂正不能障害が複数のスレッドで同時発生した際にも対応できるよう処理を改善しました。

 

(3) JP1リモコン使用時における描写性能対策

  [対象 Ver. : 全Version]

  JP1/NETM/Remote Control を使用したOS画面表示の際、テキストスクロールなど、リモコン操作や画面表示性能を対策しました。

 

(4) ネットワーク冗長化(bonding使用 )構成環境におけるLPAR間通信不具合対策

  [対象 Ver. : 全Version (57-32〜 58-60)]

  ネットワーク冗長化 (bonding使用)構成環境で Disable(ALL)を設定した際の構成切り替えにおいても、LPAR間通信ができなくなる場合がある不具合を対策しました。

58-60

重要

機能追加

(1) ホットプラグ機能 サポート

  物理 PCIeボードの稼働時Hot Swap(交換 )機能をサポートしました(I/Oスロット拡張装置内の物理 PCIeボードも含む)。対象機種・対象作業など詳細については、「ホットプラグ操作手順書 (HVM編)」でご確認下さい。

 

(2) Virtage Navigator (V02-01)連携機能のサポート

  Virtage Navigator (V02-01)と連携して、以下の機能が使用できるようにしました。

  - Virtage Navigator を用いて、論理EFIを使用せずに、 LPARのブート設定が可能になりました。

  - Virtage Navigator/HvmShコマンド/HvmGetPerfコマンド等のツールを使用する管理サーバの IPアドレスを、JP1/SC/BSMを使用する管理サーバとは別に、設定可能になりました。

 

  Virtage Navigatorの詳細については、Virtage Navigator (V02-01)のアップデート来歴を参照下さい。

 

(3) RAS機能改善

  メモリの 1ビットエラー等の訂正可能障害時の情報採取を強化し、通知条件を改善しました。

 

(4) 性能改善

  複数 LPAR間での競合オーバヘッドを改善しました。

重要

可用性向上

(1) ログ情報採取の不具合対策

  [対象 Ver. : 58-40〜58-50]

  共有 HBAのログ情報が短時間に大量に採取された場合に、次のような現象が現れる不具合を対策しました。

  - SDカード(フラッシュメモリ)故障の誤検出される。

  - JP1/SC/BSM、 Virtage Navigator 、HvmShから制御 (アクセス)できずタイムアウトする。

 

(2) プロセッサキャッピング有効化不具合対策

  [対象 Ver. : 全Version]

  LPARのプロセッサキャッピングの設定を有効にしているにも関わらず、 HVMを再起動するとキャッピングがかからなくなる不具合を対策しました。

 

(3) EFIドライバ設定情報の反映方法の変更

  [対象 Ver. : 全Version]

  HVM立上げ後、 HVMスクリーンでF9キー押下による構成情報保存を行なわずに、 HVM Web システムのログインパスワードを変更すると、EFIドライバの設定が消え、 HVMを再起動した際に、ゲストOSがブートできなくなる不具合を対策しました。

 

(4) LPARのリセットに失敗する不具合対策

  [対象 Ver. : 全Version]

  HAモニタを使用している構成において、多くの LPARが同時にクラスタ障害を検出した場合、一部のLPARでリセットに失敗する可能性がある不具合を対策しました。

 

(5) 新設命令(AES命令他 )有効化対策(GV◇E55A2-D/E ブレードのみ)

  [対象 Ver. : 全Version]

  Intel Xeon プロセッサ5600番台の新設命令(PCLMULQDQ命令、 AES命令)が無効となっていた不具合を修正しました。

  上記対策により、ゲストアプリケーションの AES暗号処理のパフォーマンスが向上します。これに伴い、

  - CPUID値の一部に変更があります。

  - LPARマイグレーションが構成上可能なブレード間でも、抑止されるバージョン組み合わせがあります。

詳細については、 Virtage Navigatorユーザーズガイド(LPARマイグレーション編 )をご参照ください。

注意

可用性向上

(1) BootOrderへの登録処理変更

  [対象 Ver. : 全Version]

  Boot可能でかつ、 BootOrderに登録されていないデバイスがあった場合に、BootOrderへの自動的な登録はしないように変更しました。

重要

機能追加

(1) Windows Server 2008 R2 SP1サポート

  Windows Server 2008 R2 SP1をサポートしました。

 

(2) Red Hat Enterprise Linux (以下 RHEL) サポートOSの追加

  RHEL 5.6 (x86/ AMD64 & Intel EM64T) を新たにサポートしました。

58-50

重要

可用性向上

(1) SDカード処理改善

  HVMブート時に SDカード障害を検出した場合は、メッセージを出力して起動を失敗させていましたが、HVM構成情報を SVPから回復して、HVM起動可能なように処理を改善しました。

 

(2) タイマの仮想化処理改善

  タイマの仮想化処理を改善しました。これにより、 Linuxゲスト上で表示されるCPU使用率の精度が より正確になります。

 

(3) メモリ容量認識の不具合対策

  [対象 Ver. : 58-12〜58-40]

  LPARに 4GBを超えるメモリを割り当て、物理メモリが不連続領域になるとき、当該ゲストOSがメモリ容量を正常に認識できなくなる場合がある不具合を対策しました。

58-40

重要

機能追加

(1) プロセッサグループ機能サポート

  プロセッサグループを設定して、プロセッサグループで資源分けて管理できるようになりました。

 

(2) プロセッサスケジューリング動的変更機能サポート

  プロセッサのスケジューリングモード (占有/共有)の変更が、動的に可能になりました。

 

(3) 10Gb NIC占有モードサポート (GV◇E55A2ブレードのみ)

  10Gb NICカードを占有モードで使用可能になりました。

重要

ユーザインタフェース改善

(1) 仮想COMの設定方法変更

  仮想 COMの設定で、ポート#が指定できるようになりました。

 

(2) BSM IPアドレス即時反映サポート

  F10キーを押下せずに(共有 NICリンクダウンを伴うことなく)、BSM IPアドレスの変更が反映されるようになりました。

 

(3) 稼動時FWアップデート機能の改善

  - アップロードタイムアウト時間を変更可能としました。

  - アップロードの進捗が分かるアップロード進捗欄を追加しました。

  - アップロード中に中止できる中止ボタンを追加しました。

重要

可用性向上

(1) HVM IDに %を含む文字列を設定した時の不具合対策

  HVM IDに%を含む文字列を設定した場合に正しく設定できない不具合を対策しました。

 

(2) JP1/SC/BSMの HVM構成管理が使用できない不具合対策

  HVMで管理するファイバチャネル数が 256個以上である場合に、JP1/SC/BSMの HVM構成管理が使用できない不具合を対策しました。

 

(3) HPET仮想化処理の不具合対策

  RHEL5.4使用時の、 HPET(High Precision Event Timer)仮想化の不具合を対策しました。なお Linuxでは、ユーザーズガイドに記載されているタイマオプションを用いている限り、HPET仮想化の不具合の影響はありません。

 

(4) LPARマイグレーション実施時のVLAN設定不可対策

  LPARマイグレーション実施後、移動先 LPARの仮想NICに対する、JP1/SC/BSMからの VLAN設定が不可となる不具合を対策しました。

 

(5) HAモニタ監視下における HVM障害時の不具合対策

  HAモニタ監視下において、ハードウェア故障などで予期しない HVM停止や再起動が発生した際に、HAモニタによる系切替えに時間が掛かってしまう (約50秒を要する)不具合を対策しました。

58-22

重要

可用性向上

(1) LPAR マイグレーション不具合対策

  Virtage NavigatorにてLPARマイグレーションを実行した際に、 LPARマイグレーションが失敗する不具合を対策しました。

58-21

重要

機能追加

(1) USB2.0 サポート

  USB2.0のサポートにより、 LPARから、リモートコンソールのリモートFD, リモート CD/DVDが利用可能となりました。

重要

可用性向上

(1) SDカード障害誤検出対策

  HVM-SVP間通信障害を契機に、 SDカード障害を誤検出する不具合を対策しました。SDカード障害を誤検出した場合、 HVMが再起動されると、下記メッセージを出力して起動に失敗します。

 

  HVM Loader detected the damage of the SD card. Please exchange the SD card and start the HVM system.

 

58-12

重要

保守性向上

(1) BS2000 新プロセッサ サポート

  BS2000 標準サーバブレード(GV◇E55A1)(Intel Xeonプロセッサ5500番台)のプロセッサエンハンスモデルである、 BS2000 標準サーバブレード(GV◇ E55A2)(Intel Xeonプロセッサ5600番台 採用 )に対応しました。標準サーバブレード(GV◇ E55A2)は、1ブレードあたり最大2プロセッサ (最大12コア)、最大メモリ 144GBを搭載できます。

 

(2) IO拡張スロット装置サポート

  本サポートにより、 IO拡張スロット装置接続しない場合、1ブレードあたりの最大搭載 IOアダプタ数が4枚に対し、IO拡張スロット装置接続した場合は、 1ブレードあたりの最大搭載IOアダプタ数が 18枚になります。設定方法等については、『BS2000 ユーザーズガイド』を参照下さい。

 

(3) 8Gb FC ボードサポート

  8Gb FC ボードでは、物理FC 1ポートあたりの共有可能最大LPAR数が、 15に拡張され、また、接続可能ストレージとの間で、FCSWを経由せず直結接続が可能になります。設定方法等については、『 BS2000 ユーザーズガイド』を参照下さい。

 

(4) 省電力機能追加(C6 stateサポート)

  従来の C3 stateに加えてC6 stateをサポートしました。本サポートにより、システムアイドル時の消費電力が約 10%従来より削減されます。

 

(5) LPARマイグレーションサポート

  LPARマイグレーションをサポートしました。本機能をご使用の際は、 Virtage Navigatorが必要です。

(注)この LPARマイグレーションにはシャットダウンおよびリブートを伴います。

注意

保守性向上

(1) Memory Allocation Display表示改善

  メモリ領域が 32Gアドレス境界を跨ぐ場合でも、HVMスクリーンの Memory Allocation Display マップを1つに表示可能としました。これにより、上記ケースでも、システムがフラグメンテーションを起こしやすい状態かの判別が容易になりました。

重要

保守性向上

(1) ACPIタイマ仮想化の性能改善

  ACPIタイマ仮想化方式を変更することにより、性能を改善しました。

 

(2) Windows 2008 SP1/SP2のブート不具合対策

  ゲスト OSがWindows 2008 SP1(x86,x64)または SP2(x64)で、HDLMがインストールされており、且つ Boot オーダーに同一のデバイスパスを登録した場合に、当該OSのブートに失敗する場合がある不具合を対策しました。

重要

可用性向上

(1) RHEL5.4(AMD/Intel64) ブート不具合対策

  ゲスト OSがRHEL5.4(AMD/Intel64)で、カーネルパラメータでクロックソースとして "clock=tsccount"を指定した場合に、OSの起動中まれに、下記メッセージを出力後、ハングアップする不具合を対策しました。

 

..MP-BIOS bug: 8254 timer not connected to IO-APIC

*1  重要性および影響範囲の定義

 

お問い合わせ先について

本品に関するお問い合わせについては、ルートディレクトリにある README.TXTに記載されています。