ファームウェア
掲載番号:3016005
◆このファームウェアについて
本ページで提供するのは以下のファームウェアです。
ファームウェアの更新手順にて具体的な手順及び注意事項を確認の上、
ファイルのダウンロードよりファイルをダウンロードしていただくようお願いします。
対象装置 (形名) |
BS2000 4Gbps内蔵Fibre Channel拡張カード |
Version |
Version 26-08-1F |
重要性*1 |
|
影響範囲*1 |
|
ファイル |
ZIP形式 334,314Bytes |
ダウンロードの際には、「輸出管理に関する制限についてのお願い」を良くご理解いただき、「同意いただける」場合のみダウンロードが可能となります。
(ダウンロードファイル名を『54100B30.26081F.zip』としてください。)
ファームウェアを更新する手順を以下に示します。
目次
1.対象装置
はじめに
本手順は、BS2000 4Gbps内蔵Fibre Channel拡張カード(GV-CC2M4G1N1xx)、BS2000 4Gbps Fibre Channel
Adapter(GV-CC2N4G1N1xx)、BS320(P4) 4Gbps Fibre Channel
Adapter(GG-CC9P4G1N1xx)に対して、ファームウェアの更新を実施する為に提供されています。
お客様ご自身で最新のファームウェア・バージョンに更新することを推奨いたします。
1.対象装置
「このファームウェアについて」の「対象装置(形名)」欄を対象しています。
このファームウェアは、次の機能拡張とバグ修正を含みます。
バージョン |
重要性*1 |
影響範囲*1 |
内容 |
26-08-1F |
重要 |
信頼性向上 |
(1)
2ポートアダプタの1ポートが故障や設定ミスによりオートネゴシエーションを継続して実行している状態になった場合、もう一方のポートにおいてSCSIタイムアウトなどの事象が発生する可能性があります。オートネゴシエーションの処理を修正し、他ポートへの影響を小さくするように改善しました。 |
26-08-1B |
重要 |
可用性向上 |
(1)
「HBA BIOS Enable/Disable」設定を
"ENABLE" に設定したままでの WindowsPEのPXEブートをサポートしました。 (2)
「HBA BIOS Enable/Disable」設定が
"Enable" に設定 されているFCポート数が32ポート以下であれば、何れのポートからもSANブートが可能としました。 (3)
「HBA BIOS Enable/Disable」設定が
"Disable" に設定されているFCポートが複数ある場合は、HBA#の範囲を示して一行で表示するように修正しました。 (4)
LU容量が2TBを超えるLUからのSANブート機能をサポートしました。 (5)
LOGOフレーム受信を契機にして、ErrNo=0x8d(SCSIコマンドのタイムアウト時に該当コマンドがXOB内に残留)のログが採取される可能性のある不具合を修正しました。 |
26-08-13 |
重要 |
可用性向上 機能追加 |
(1)
RFF_ID/RFT_ID処理機能をサポートしました。 (2)
リンクアップ報告保留中にNOS受信時リンクアップ報告保留状態のリセット漏れが発生する不具合を修正しました。 (3)
IOSモードでデバイス認識に失敗する不具合を修正しました。 |
26-08-12 |
重要 |
可用性向上 |
(1)
ターゲットと直結接続した構成において、FCインタフェースでのリンク確立動作完了から2秒間はリンクダウンが発生してもリンクの再確立動作は行いますが、リンクダウンは報告しないように変更しました。 (2)
FCスイッチの同一ゾーン内に複数のイニシエータが存在した状態で、そのゾーン内において状態変化が発生した際に、アダプタマシンチェックが発生する可能性のある不具合を修正しました。 (3)
VirtageにてFC共有されたFCアダプタのコネクションタイプをautoに設定している時に、システム起動時やリンクダウン、アップが発生した時に、期待しないコネクションタイプでリンクアップし、そのFC共有されたFCアダプタを経由したパスが使用不可となる可能性のある不具合を修正しました。 (4)
高負荷動作中にSCSIコマンドタイムアウトが発生した際に、ファームウェアが内部矛盾を誤検知しアダプタマシンチェックが発生する可能性のある不具合を修正しました。 (5)
受信フレームチェックの誤りにより、SCSIコマンドタイムアウトが発生する可能性がある不具合を修正しました。 |
26-08-10 |
重要 |
可用性向上 |
(1)HBA-BIOSセットアップ画面で設定データを保存しないで終了したときは手動でサーバー装置を再起動する必要がありましたが、自動で再起動するように改善しました。 (2)
SCSI起動を行っているポートに対してポート閉塞を行った場合に、アダプタマシンチェックが発生する可能性のある不具合を修正しました。 (3)
アダプタマシンチェック発生後の回復処理でリンクが回復しない可能性のある不具合を修正しました。 (4)高負荷動作中のWrite系コマンド実行中に、リンク障害やSCSI起動タイムアウトが発生した場合に、ファームウェアが内部矛盾を誤検知しアダプタマシンチェックが発生する可能性のある不具合を修正しました。 (5)
LU容量が2TBを超えるLUからのSANブート機能をサポートしました。 (6)アダプタのFLASH-ROMの設定データ格納領域を冗長化することで、保存処理が失敗した場合でも直前の状態に戻せるように改善しました。 (7)
HBA-BIOSのセットアップ画面は全てのHBAポートの処理が完了するまで開始することができませんでしたが、CTRL-Rキーを認識した場合は全HBAポートの処理が完了していなくてもセットアップ画面を開始するように改善しました。 (8)
2ポートアダプタと1ポートアダプタなどの異なる種類のアダプタを混載している場合にはHBA-BIOSが認識するアダプタの搭載順がPCI BUS番号順にならないことがありましたが、搭載しているアダプタの種類に関係なく、必ずPCI BUS番号順になるように改善しました。 |
23-08-07(*2) 26-08-07(*3) |
− |
− |
新規リリース |
*2
23-08-07: GV-CC2M4G1N1(EX)用
*3
26-08-07: GV-CC2N4G1N1(EX),GG-CC9P4G1N1(EX)用
(1)ファームウェアを更新するには、Windows(R)ではAdministrator権限で、Linuxではroot権限でのログインが必要です。
(2)他のユーティリティ・ソフトやアプリケーションが起動されていないことを確認してください。
(3)ファームウェアのバックアップを事前に実施してください。
(4)ファームウェア更新後、ファームウェアの更新を有効とする為にシステムを再起動してください。
(5)I/Oを共有しているシステムからのアクセスを停止してください。I/Oを他のシステムと共有している場合、再起動により共有しているI/Oへのアクセスが出来なくなることがあります。
(6)ファームウェアを更新中に電源をoffにしないで下さい。
一般的なファームウェア更新時間は10分です。
但し、更新終了後にファームウェアを有効にする為には、システムの再起動を実行する必要があります。よって作業時間は、上記ファームウェア更新時間に各システムの再起動時間を加えた時間になります。
ファームウェア更新後、システムの再起動が必要です。
再起動後にファームウェアの更新が有効になります。
既に最新バージョンのファームウェアが更新され、適用されている場合があります。以下に現在適用されているファームウェア・バージョンの確認方法を示します。
Windows(R)の場合
(1)コマンドラインにて"C:\Program
Files\Hitachi\drivers\hba\HFCTools"(ドライブ名"C"がシステムディスクの場合)に移動して下さい。
(2)インストールされているユーティリティソフトのバージョンによって以下のように入力します。
・HFC Tools Version 1.0.2.22以降の場合は”hfcmgr -ls”と入力します。
・HFC Tools Version
1.0.2.22より古い場合は”hfcls”と入力します。
どちらもない場合はユーティリティソフトがインストールされていません。アダプタ添付のCD-ROMからユーティリティソフトをインストール後、上記手順を実施して下さい。
表示された項目で"Firmware version"の項目が、ファームウェア・バージョンになります。
Linuxの場合
(1)コマンドラインにて"ls /proc/scsi/hfcldd"と入力することにより、搭載されているアダプタが全て認識されているか確認します。搭載枚数分の数字が表示されます。
(2)コマンドラインにて"cat /proc/scsi/hfcldd/?"と入力することにより確認できます。
表示された項目で"Firmware version"の項目が、ファームウェア・バージョンになります。
"
?"には(1)で表示された数字を表します。
ファームウェアの更新に使用するファイルを以下に示します。
XXXXXXXX.YYYYYY.ZZ
YYYYYYは、ファームウェアのバージョンを表します。
BS2000 4Gbps内蔵Fibre Channel拡張カード(GV-CC2M4G1N1/GV-CC2M4G1N1EX)、BS2000 4Gbps Fibre Channel Adapter(GV-CC2N4G1N1/GV-CC2N4G1N1EX)、BS320(P4) 4Gbps Fibre Channel Adapter(GG-CC9P4G1N1/GG-CC9P4G1N1EX)のファイルのダウンロードからダウンロードし、ファイルを展開して、ファームウェア更新用ファイルを入手してください。
ファームウェアの更新手順は、「Gigabit Fibre Channel アダプタ ユーザーズ ガイド」をダウンロードしてから参照して下さい。
更新後のファームウェアを有効にする為に、システムの再起動を行います。
Windows(R)の場合
(1)コマンドラインにて"C:\Program
Files\Hitachi\drivers\hba\HFCTools"(ドライブ名"C"がシステムディスクの場合)に移動して下さい。
(2)インストールされているユーティリティソフトのバージョンによって以下のように入力します。
・HFC Tools Version 1.0.2.22以降の場合は”hfcmgr -ls”と入力します。
・HFC Tools Version
1.0.2.22より古い場合は”hfcls”と入力します。
どちらもない場合はユーティリティソフトがインストールされていません。アダプタ添付のCD-ROMからユーティリティソフトをインストール後、上記手順を実施して下さい。
表示された項目で"Firmware version"の項目が、ファームウェア・バージョンになります。
Linuxの場合
(1)コマンドラインにて"ls /proc/scsi/hfcldd"と入力することにより、搭載されているアダプタが全て認識されているか確認します。搭載枚数分の数字が表示されます。
(2)コマンドラインにて"cat /proc/scsi/hfcldd/?"と入力することにより確認できます。
表示された項目で"Firmware version"の項目が、ファームウェア・バージョンになります。
"
?"には(1)で表示された数字を表します。