将来の社会・環境予測が困難な状況、多様な分野で次々と新技術やサービスが登場しています。
複雑化する環境変化に応じた、顧客ニーズを実現・具現化することを追求し、
調達パートナーとともに顧客価値・社会価値・環境価値・企業価値の向上に取り組み、価値の協創をめざしています。
顧客に製品・サービスを提供するすべてのビジネスにおいて好影響と悪影響を及ぼす事態(リスク)があります。
企業活動に影響を与える不確実リスクに対し、損失を最小限に抑えるリスクマネジメントにも取り組みます。
商品やサービスには、すべて「機能」と「価値」の2つの側面があります。機能は、性能やスペックと言い換えられるもので、商品そのものが持つ特長や役割です。価値は、商品を持つことで「得られる満足感」や使用することで「得られる効用」です。
「顧客価値」を「製品・サービスのニーズ/機能(群)」と「顧客コスト」との関係で把握し、「経営資源の有効活用」によって「顧客価値向上」と「事業目標を達成」する取り組みが重要です。 「人々の幸せを支える」顧客視点から(for Customers)の価値向上(顧客ニーズの実現)を通じた、価値創造の取り組みを、日立グループではVEC(Value Engineering for Customers)と定義しています。
SDGsを実現する「より良い機能と価値を提供する企業活動として、日立グループと関連する調達パートナーにて価値創造の協創活動を進めています。
VECによる価値創造の目的は、顧客価値を創造することを通じ、人々の豊かな暮らしを実現し、環境課題や社会課題を解決し社会に貢献することです。価値創造にかかわるバリューチェーン全体での組織的活動により、さまざまな価値創造や課題解決に取り組んでいます。
サプライチェーンは、人々や社会へ「製品やサービスの提供」と「創造した価値が提供」するプロセスとして、さまざまな事業領域や業種に適したマネージメントが望まれ、調達パートナーの皆さまとのビジネス連携によって実現することができます。サプライチェーンマネージメントにより、材料/部品調達から製造、在庫管理、販売、配送/輸送といった連鎖的に繋がっているサプライチェーン全体の最適化に取り組みます。
日立は「グリーン」 「デジタル」 「イノベーション」で社会イノベーション事業を推進し、
サステナビリティを事業戦略の中核に据えた「サステナブル経営」を実践しており、
社会イノベーション事業を通じたサステナブルな社会の実現に向けて取り組んできました。
日立は、社会課題の網羅的な把握を出発点とし、マテリアリティ(社会課題)を明確化しました。
日立は、このマテリアリティをもとに、サステナビリティ施策の管理を行い、新たな取り組みについて議論していきます。
今後、社会課題を解決する視点にて、バリューチェーン全体にかかわるさまざまな領域で調達パートナーとの相互理解・信頼関係に基づきともにVEC活動を進めていきます。
日立のマテリアリティを以下の視点で取り組みます。