電車ってとても大きいよね。いろいろな電車があるけれど、大きなものは、長さは20メートル、重さ30トン以上もあるんだ。
電車は、前の電車とぶつからないように、一定のきょりを保つ必要があるんだ。
だから、区間ごとに信号機が設置されていて、前の区間に電車がいれば、信号は自動的に赤に変わって、後ろの電車に知らせてくれるんだ。
出典:一般社団法人 日本民営鉄道協会
電車の信号機は、鉄道会社や路線によっていろいろ種類があって、2灯式から6灯式までさまざまな信号機があるんだ。
信号機は色の組み合わせで、運転手さんにいろいろな指示を送っているんだ。
万一、運転手さんが信号を見逃した場合に備えて、電車には「ATS(自動列車停止装置)」という見張り番がいるんだ。
「ATS」は、信号機からスピードを落とすように指示が出ているのに、スピードを落としていない電車に、自動的にブレーキをかけてくれる安全装置なんだ。
電車が安全に走るために、定期的に線路の点検もしているんだ。
点検用の車両は、実際と同じスピードで走って、線路や電車線、信号機などの状態を点検しているんだ。
みんなが安心して電車を利用できるよう、いろいろなしくみがあるんだね。
一番大きな安心のしくみは、鉄道に関わるすべての人たち。駅員さんや運転手さん、線路をチェックする作業員さんなど、鉄道に関わる人たちが、いつも安全を第一に考えてくれていることが、一番の安心につながるしくみなんだよ。