時刻表を見て、駅に行けば、電車はいつも時間どおりに走ってる。当たり前だけど、それってホントはすごいことなんだ。
いつ、どこで、どれくらいの人たちが電車に乗るか。これらを予測して、何本の電車をどれくらいの間隔で走らせるかについての計画がたてられるんだ。この電車の運行計画を「ダイヤ」というんだよ。
ダイヤを正確につくることが、時間どおりに電車を走らせるために重要なんだ。
ダイヤづくりのほかに重要なのが、運転指令室でのしごと。ここにあるコンピューターで、司令員さんが電車の位置や速度をチェックしているんだ。
そして、電車のダイヤを守れるように、信号機や運転手さんに指示を出してコントロールしているんだ。
電車におくれが出た場合、もとのダイヤに戻すために、すぐに運行計画が変更されるんだ。
昔は、運転手さんがお互いに連絡をとりあって変更を伝えていたから、みんなに知らせるのは大変だったんだ。でも今はコンピューターを通して一度に多くの運転手さんに知らせることができるから、連絡がとてもスムーズになったんだ。
日本の電車は世界からみると、信じられないほど正確に走っているんだ。
正確に運行できるのは、日本の技術力や鉄道会社の技術水準がとても高いからなんだ。
とても細かいダイヤをもとに、正確に走る日本の電車。
日立は、ダイヤを管理するコンピューターをつくって、信号や運転手さんに指示を出したり、利用者に運行情報を伝えたりするお手伝いをしているんだ。