いろいろなものを運ぶ物流。
宅配便はみんなにも身近だと思うけど、みんなの暮らしの中には、自動車や鉄道のように、とても大きくて重いものもあるよね。
そういう少し変わったものを運ぶのも、物流のしごと。いろいろな工夫をして、上手に運んでいるんだよ。
一体どうやって運ぶんだろう？
一体どうやって運ぶんだろう？
分解して運ぶ発電所。
みんなの家に届く電気をつくっている発電所。すごく大きな建物だけど、この発電所も運ばれてきているんだよ。もちろん、大きな発電所をそのまま運ぶことはできないから、おもな設備や建物の部材などをバラバラにして運ぶよ。バラバラにして運ばれてきた発電所は、大型クレーンを使って、慎重に組み立てられるんだ。とても大きなものだから、組み立てにもとても時間がかかるんだ。
海や道路をはしる鉄道車両。
実は鉄道車両も、大きなトラックと船を組み合わせて運ばれているんだよ。
車両を製造している工場から船を利用して運んで、そのあとでトラックに載せかえて運んでいるんだ。線路を走っている鉄道車両が海や道路でも見られるなんてすごいよね。
陸をはしる潜水艦。
広島県の海上自衛隊呉資料館に展示用として運ばれてきて設置された潜水艦「あきしお」。
この潜水艦は大きなトラックで道路を利用して運ばれたんだ。昼間は他の車も通っていて危ないので、深夜に道路を通行止めにしたり、邪魔になる信号機を一部撤去したりして、運んだんだ。
作業中は大勢の見物客が訪れ、大きな潜水艦を見上げていたんだって。
空を飛んだ冷凍マンモス。
ロシア連邦の永久凍土から発見されたマンモス。世界に二つとない貴重なものだから、その輸送には細心の注意と高度の技術が要求されたんだ。
冷凍コンテナに入れて、特別に手配した飛行機でロシアから日本へ、ずっと凍ったまま空を飛んできたんだ。日本に着いてからも冷凍コンテナをそのまま利用して、展示場所までずっと冷凍のまま運んだんだよ。
物流のしくみを支える！
どうだった？みんなが想像していなかったものもあったでしょ？いろいろなものを安全で確実に早く運ぶのが物流のしごとなんだ。
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