ものは、ほとんどが工場でつくられているんだ。工場でつくられている製品には、いろいろな原料や材料が必要になるんだ。それらは日本国内だけでなく海外からも運ばれてきているんだよ。
さまざまな原料や材料を運ぶのは、運ぶことが専門の会社の人たちのしごとだよ。自動車(トラック)、鉄道(貨車)、船(貨物船やフェリー)、飛行機の4つの輸送方法があって、日本国内では現在、1年間に約49億トンもの荷物が運ばれているんだよ。原料や材料を工場に運ぶだけでなく、できあがった製品も同じように運ばれているんだ。
出典:国土交通省 「平成22年度 自動車・内航船舶・鉄道・航空輸送統計調査」
これらの4つの輸送方法には、それぞれいいところと苦手なところがあるんだ。
自動車、鉄道、船、飛行機のそれぞれによいところがあって、状況に応じて一番いい方法が使われているんだよ。
じゃあ、1年間に日本国内で一番たくさんの荷物を運んでいるのはどの方法だと思う?
工場で使う原料や材料、または工場でつくられた製品を遠くまで運ぶ場合は、鉄道や船、飛行機をうまく組み合わせて運んでいるんだ。でも、いつも最後は自動車の出番。最寄りの駅や港、空港から、工場まで荷物を運んだり、できあがった製品を、工場からお店まで届けたりしているよ。
輸送方法の自動車が占める割合
出典:国土交通省 「平成22年度 自動車・内航船舶・鉄道・航空輸送統計調査」
みんなの暮らしに必要なものをつくるための原料や材料を工場に運んだり、工場でつくられた製品をデパートやスーパーマーケット、みんなの近くのお店に、4つの輸送方法で運んでくれているのが物流のしくみなんだ。