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XMAP3:開発手順概要

開発手順概要について、Windows対応XMAP3の例で説明します。

XMAP3概要の理解

概説/入門マニュアルなどを見てXMAP3の概要を理解します。また必要に応じてサポートサービス契約者向けの専用サイトからサンプルをダウンロード&コンパイルして、出来上がりの画面・帳票のイメージをつかみます。

チュートリアル画面の例

専用ドローを使った画面・帳票の定義

業務で利用する画面・帳票は、専用のドローを使って定義します。

ドロー画面の例

左側のオブジェクトボタンをクリックして、右側のキャンパスに貼り付けるだけでレイアウトできます。 ドローには、次のような機能を備えていますので、初めて使う方にも容易に、画面・帳票を設計できます。

定義のパターンや部品を登録しておいて利用するパターン選択機能
既存の帳票をスキャナで取り込む下敷き機能
ワンタッチで機能を切り替えられるツールボックス
部品の種類、文字サイズ、文字や背景の色、およびけい線種のツールボックスに切り替えることができます。
豊富な編集機能を備えたメニューバー、およびツールバー
メニューバーの中でも頻繁に使われる機能を、ツールバーにしています。ボタンをクリックするだけで、各種編集機能のほか、テスト表示/印刷機能、データ名編集/論理マップ表示機能、ヘルプ表示機能を利用できます。
定義しながらレイアウトを確認できる印刷プレビューおよびテスト表示/印刷機能
論理データ名を一度に編集できる論理データ名編集機能
充実したヘルプ機能

画面・帳票を定義した情報は、マップという定義体に格納されます。

論理マップ(登録集原文)
アプリケーションプログラムから出力したいデータ、および画面から受け取ったデータを受け渡しするための器です。
物理マップ
画面・帳票のレイアウト情報を格納している器です。

定義済みの画面・帳票を利用して流用開発する場合には以下のような機能も利用できます (XMAP3 Developer 開発支援ユティリティ Version 5 で提供)。

インポート
メインフレームのパネル定義文や書式記述文をXMAP3のマップ定義ファイル、書式定義ファイルに変換でき、開発効率が向上します。
コンバート
CUI画面をGUI画面に変換するなど、デバイスを変更して画面・帳票の表現力を向上できます。

アプリケーションプログラムの作成

COBOL言語による開発を例に説明します。
XMAP3は日立COBOL2002と連携し、COBOL2002開発環境にXMAP3のマップ定義ファイルを取り込みながら業務開発することができます。またアプリケーションプログラム作成の効率を上げるためにAPパターンも提供しています。
スタンドアロンおよびC/Sシステム構成時のプログラミング例を以下に示します。その他の環境の場合も画面・帳票は論理マップ(登録集原文)を使ってアクセスします。

アプリケーション作成の概念図

左側のオブジェクトボタンをクリックして、右側のキャンパスに貼り付けるだけでレイアウトできます。 ドローには、次のような機能を備えていますので、初めて使う方にも容易に、画面・帳票を設計できます。

  • COPY文で論理マップ(登録集原文)を取り込みます。
  • 可変データを論理マップに設定した後、SEND文で画面・帳票を表示・印刷します。
  • RECEIVE文で、画面入力結果を論理マップに格納します。

実行環境のセットアップ

キーボード機能の割り当てや色の調整、C/Sシステム環境のアドレス設定などがセットアップできます。また画面ハードコピーやログ情報採取もできますので、デバッグやチューニングも楽に行えます。

実行環境の設定画面例