サーバ(AIX、HP-UX、Solarisなど)のOS移行による影響を事前に調査し、プログラム資産の効率的な移行(マイグレーション)を支援します。
サーバ(AIX、HP-UX、Solarisなど)のハードウェア老朽化対策や、クラウド化・仮想化のようなLinuxサーバへの移行を効率よく問題なく進めるには、現行の資産を最大限に活用して移行することが重要です。しかし、別OSのサーバに移行する場合、ハード(CPU)やOSなどの差異によるプログラム資産への影響範囲や量の想定が難しいことが問題となっています。
本ソリューションでは、移行(マイグレーション)で生じる影響を調査することで、プログラム資産の効率的な移行を支援します。移行による影響を定量的に調査できるので、移行工数の見積りに役立ちます。また、移行時の問題点や課題を事前に摘出できるので、移行作業時の工数拡大などを防ぐことができます。
これらの支援は、ミドルウェア活用テクニカルサービスとして提供されます。
現行システムのプログラム資産を新システムに移行する場合、ハードウェア、API、コマンドの差異など、プログラム資産に影響を与えるさまざまな要因により、プログラム資産の修正が必要です。例えば、シェルスクリプトの場合、OSによってコマンドの一部に仕様差異があるため、コマンドにオプションを付加するなどの修正が必要になります。
過去の経験や勘だけでは、修正規模の見積根拠としては不十分です。また、過去事例も参考にはなりますが、どの程度当てはまるか不明です。
適切な移行工数の見積り、および効率的なプログラム資産の移行のためには、どのような影響がどれだけあるのかを調査・分析することが求められます。
本ソリューションでは、プログラム資産(Cプログラム、COBOLプログラム、Javaプログラム、シェルスクリプト)の移行による影響を調査する、「プログラム移行診断サービス」をご提供しています。このサービスを移行分析フェーズで実施することで、移行による影響を明確にすることができます。
プログラム移行診断サービスでは、プログラム資産の移行による影響を定量的に調査します。この調査結果を基に改修内容や規模を判断できるので、移行工数の見積りの根拠としてご利用いただけます。また、調査結果を移行設計に反映することができるので、効率的に移行を実施できます。
シェルスクリプト診断サービスでは、AIX、HP-UX、SolarisのシェルからLinuxのシェルへの移行診断だけでなく、JP1/Advanced Shellへの診断も実施できます。JP1/Advanced Shellを使うことで、Windowsへもシェルスクリプトを移行できます。
COBOLプログラム診断サービスでは、日立COBOL2002の移行性だけでなく、他製品からの移行性や製品固有の仕様についての診断も実施できます。
プログラム移行診断サービスでは、Linux、HP-UX、AIXへの移行に際し、プログラム資産への影響を調査し、ご報告します。
ツールのチェックに該当した件数や修正要否の重要度、該当箇所などの情報を報告書にまとめてご提供します。
サービス | 特徴 | |
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詳細情報 | Linux環境に不足する信頼性を補い、高信頼なシステムの実現を支援 | |
詳細情報 | 対象アップデートに対して、アップデートのリリースから一定期間の製品保守(不具合対策)を提供 | |
詳細情報 | シフトJISを利用する既存の業務プログラムやデータを、 文字コード変更なしでLinuxへ移行可能 |
分類 | 機能 | 製品・ソリューション |
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OS | Linux | Red Hat Enterprise Linux Server |
AIX | AIX | |
言語 | COBOL | COBOL2002 |
Java | uCosminexus Application Server |