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Hitachi

帳票ツール EUR：監査ログ出力（スプールデータの生成）

サーバ実行環境製品と開発環境製品のコンポーネントとサービスで実現

ユーザがスプールデータを操作したときの情報を監査ログとして出力します。この監査ログを監査証跡管理システムJP1/Audit Management - Managerに渡すことで、「だれが、いつ、何を」したか、確認することができます。

スプールデータとは、帳票の印刷データ（EPF形式ファイル）をスプールサーバに蓄積するときのファイル形式です。EPF形式ファイルに属性情報が設定されています。

スプールデータの生成のイメージ

  1. EUR Server - Adapter経由で帳票出力に必要なCSVデータをEUR Server Serviceに転送します。
  2. 帳票サーバに転送されたCSVデータとあらかじめ帳票サーバに配置しておいた帳票ファイルや環境設定ファイル（各種定義ファイルを含む）から印刷データのEPF形式ファイルを生成します。次に、EPF形式ファイルをEUR Server - Spool Serviceに転送します。
  3. EUR Server - Spool Serviceは、EPF形式ファイルを受信するとEPF形式ファイルを蓄積します。このとき、属性情報が付加されて、スプールデータになります。

メリット

  • スプールデータを利用することで、配送印刷、対話型出力、仕分け出力、分割出力、帳票管理GUIによるスプールデータの管理が可能となり、広域拠点利用、高トランザクション、大量印刷への対応が可能となります。
  • スプールデータを蓄積・管理するスプールサーバは、帳票サーバと分離できますので、各拠点に自由に配置し、各拠点でスプールデータを管理することも可能です。
  • バッチ処理で帳票のスプールデータをいったん生成・蓄積した後、オペレータの業務都合に合わせて印刷できます。例えば、お客様の個人情報を含む帳票などは、業務規定時間内で印刷するといった運用が可能です。
  • スプールデータに対してアクセス制限がかけられるほか、スプールデータに対するユーザ操作を監査ログとして出力できるので、監査証跡管理システム JP1/Audit Management-Manager との連携により、定期的に監査ログをチェックして、「だれが、いつ、何を」したか、確認できるようになります。

対象製品

対象製品一覧
サーバ実行環境製品 EUR Server Enterprise
開発環境製品 EUR Designer　または　EUR Developer

価格イメージ

開発用クライアントPC（1台）、帳票サーバ（1台）の価格イメージ
製品構成例 製品価格
  • EUR Developer（1ライセンス）
  • EUR Server Enterprise（1ライセンス）
 2,420,000円（税別）

EUR Server Enterprise 製品紹介ムービー：スプール機能と監査ログで安心の帳票出力環境を実現