「Red Hat Enterprise Linux」の標準の日本語ロケール(文字コード)はUTF-8です。
シフトJISの環境で開発したCOBOL資産をLinuxのUTF-8環境に移行する場合、文字コードの違い(半角カタカナや日本語の占有バイトが異なる)によりプログラムの改修に多大な工数が発生することがあります。
そこで、Linux版COBOL2002ではシフトJISプログラム(シフトJISの文字データを扱うCOBOLプログラム)を開発、運用する環境を提供します。本製品を使用することでLinuxへの移行工数を大幅に削減できます。
ハードウェアとRed Hat Enterprise Linux(RHEL)の購入先の違いによって、ご提供している製品とサポートサービスが違います。各製品の内容と注意事項を次にご説明します。
シフトJISプログラム(シフトJISの文字データを扱うCOBOLプログラム)を開発、運用する場合、ハードウェアの購入先の違いによって、ご提供する製品とサポートサービスが違い、それぞれの関係を次に示します。なお、シフトJISプログラムの開発、運用でご利用になる場合、利用条件がありますので、担当営業にお問い合わせください。
ハードウェアとRHELの購入先 | 製品名 | サポートサービス |
---|---|---|
日立からハードウェアを購入 | COBOL2002 Net Server Suite(64) | Linux版COBOL2002サポートサービス
*1
日立 Shift_JIS サポートオプション拡張セット(SYSLOG 機能強化) for Red Hat Enterprise Linux*2 |
COBOL2002 Net Server Runtime(64) | ||
他社からハードウェアまたはRHELを購入 | COBOL2002 Net Server Suite(64) SJIS対応 | Linux版COBOL2002 SJIS対応サポートサービス *1 |
COBOL2002 Net Server Runtime(64) SJIS対応 |
通常版のCOBOL2002のシフトJIS機能を使用*1することで、実行時の文字コードがシフトJISとなります。ソースファイル、登録集原文の文字コードの見直しが不要になります。シフトJIS機能を使用しないとUnicodeプログラム(UTF-8/UTF-16の文字データを扱うCOBOLプログラム)を開発、運用する場合と同じになります。
シフトJIS機能を使用するために必要となるサポートサービスは以下です。
日立 Shift_JIS サポートオプション拡張セット(SYSLOG 機能強化) for Red Hat Enterprise Linuxについては、以下を参照してください。
他社からハードウェアまたはRHELを購入した場合、COBOL2002ではシフトJISプログラム(シフトJISの文字データを扱うCOBOLプログラム)を開発、運用する環境*1を提供します。この環境を使用することで、実行時の文字コードがシフトJISとなります。ソースファイル、登録集原文の文字コードの見直しが不要になります。この環境を使用しないとUnicodeプログラム(UTF-8/UTF-16の文字データを扱うCOBOLプログラム)を開発、運用する場合と同じになります。
この環境を使用するために必要となるサポートサービスは以下です。
COBOL2002のシフトJISプログラムを開発、運用する環境*1を利用する範囲で発生する問題についてサポートサービスが受けられます。
前提製品として日立コード変換は不要です。
日立製ハードウェアでも他社からRHELを購入した場合はこちらになります。
Unicodeプログラム(UTF-8/UTF-16の文字データを扱うCOBOLプログラム)を開発、運用する場合にご提供する製品とサポートサービスを次に示します。
製品名 | サポートサービス |
---|---|
COBOL2002 Net Server Suite(64) | Linux版COBOL2002サポートサービス *1 |
COBOL2002 Net Server Runtime(64) |
Unicodeプログラムを開発、運用する場合、通常版のCOBOL2002のUnicode機能を使用することで、実行時の文字コードがUTF-8になります。なお、ソースファイル、登録集原文の文字コードはシフトJISで記述します。UTF-8の環境で利用する場合のサポートサービスとUnicode機能を使用する条件を以下に示します。