COBOL2002を、Windowsのリモートデスクトップサービス機能などを使用して接続元PCから利用する場合、使用目的に合わせて接続元PCにも接続先PCと同じ動作モードのCOBOL2002製品のライセンスが必要です。必要なライセンス数は、接続先PCの数と接続元PCの数の合計です。ただし、接続先PCのCOBOL2002が1台の接続元PCだけから使用できる場合に限り、接続元PCのライセンスは不要です。
接続先PCと接続元PCのCOBOL2002製品の組み合わせは下の表のとおりになります。
Windows版COBOL2002(64ビット版)
接続先PC | 使用目的 | 接続元PC |
---|---|---|
COBOL2002 Developer Professional(64) | 開発 | COBOL2002 Developer Professional(64) |
COBOL2002 Net Developer(64) | 開発 | COBOL2002 Developer Professional(64) または COBOL2002 Net Developer(64) または COBOL2002 Net Server Suite(64) |
COBOL2002 Net Server Runtime(64) | 運用 | COBOL2002 Net Server Runtime(64) または COBOL2002 Net Server Suite(64) |
COBOL2002 Net Server Suite(64) | 開発 | COBOL2002 Developer Professional(64) または COBOL2002 Net Developer(64) または COBOL2002 Net Server Suite(64) |
運用 | COBOL2002 Net Server Runtime(64) または COBOL2002 Net Server Suite(64) |
Windows版COBOL2002
接続先PC | 使用目的 | 接続元PC |
---|---|---|
COBOL2002 Developer Professional | 開発 | COBOL2002 Developer Professional |
COBOL2002 Net Developer | 開発 | COBOL2002 Developer Professionalまたは COBOL2002 Net Developerまたは COBOL2002 Net Client Suiteまたは COBOL2002 Net Server Suite |
COBOL2002 Net Server Runtime | 運用 | COBOL2002 Net Client Runtime または COBOL2002 Net Client Suite または COBOL2002 Net Server Runtime または COBOL2002 Net Server Suite |
COBOL2002 Net Server Suite | 開発 | COBOL2002 Developer Professional または COBOL2002 Net Developer または COBOL2002 Net Client Suite または COBOL2002 Net Server Suite |
運用 | COBOL2002 Net Client Runtime または COBOL2002 Net Client Suite または COBOL2002 Net Server Runtime または COBOL2002 Net Server Suite |
Linux版COBOL2002を使用するときは、日本語ロケールとしてUTF-8を指定すること、COBOL2002のUnicode機能を使用すること、および前提製品として開発環境と運用環境の両方に日立コード変換が必要となります。
前提製品の詳細についてはUnicode機能を使用する場合の前提製品を参照してください。
ただし、COBOLソースの文字コードはシフトJISです。
COBOL2002を使用するときは、COBOLソースがシフトJISであることを示す環境変数を指定する必要があります。
2つの製品を同一のインストール環境にインストールすることはできません。
開発・運用環境製品(COBOL2002 Net Server Suite)は運用にもご使用できますので、開発・運用環境製品だけをインストールしてください。
2つの製品を同一のインストール環境にインストールすることはできません。一つのインストール環境で開発も運用も行う場合は、開発・運用環境製品をご使用ください。
なお、開発環境製品がインストールされている環境であれば、作成したプログラムを開発の一環で実行できますが、そのまま運用環境とすることはできません。
2つの開発・運用環境製品と開発環境製品は、対応OSが異なりますが、コンパイルして生成したモジュールには違いはありません。
どの製品で生成したモジュールでも、運用環境製品は、モジュールを実行するOSにあわせて使用してください。
対応しているOSの詳細はCOBOL2002:動作環境を参照してください。
開発環境、実行環境ともに、日立コード変換が必要です。
Linux版COBOL2002では、シフトJISプログラム(シフトJISの文字データを扱うCOBOLプログラム)を開発、運用できる製品およびサポートサービスを提供していますので、Unicode化する必要はありません。詳細についてはCOBOL2002:Linuxの文字コードに対応した機能・サポートサービスを参照してください。