LoadLevelerは、少ない時間でより多くのジョブを効率良く実行できるように、ジョブの実行を管理するソフトウェアで、IBM Parallel Environmentによる並列処理に対応しています。
LoadLevelerの概要を図に示します。
LoadLevelerは、LoadLevelerが管理するクラスタ環境内から、実行ジョブが要求するリソースを利用できるマシンや、実行ジョブが少ないマシンを選択して、ジョブを実行することによって、負荷を分散させるとともにリソースを有効に利用できます。
ジョブの実行時刻や実行方法を指定できます。例えば、バッチジョブを夜間に実行させたり、優先順位の高いジョブに対しては、昼間に実行させたりするなどの指定ができます。
LoadLevelerは収集したリソース情報を基に、最適なリソース(メモリ、ディスク、プロセッサ、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラムなど)をジョブに割り当てます。また、Workload Managerとの連携によってジョブが利用する資源を制限し、マシンの最適な負荷を保つことができます。
ジョブが使用したリソースを課金レポートとして収集することができます。また、実行中のジョブが使用しているリソースを課金情報として参照することもできます。
並列プログラミングソフトウェアのIBM Parallel Environmentと一緒に使用することで、効率良く並列タスクを処理することができます。
LoadLevelerのコマンドラインやMotifベースのインターフェースを使って、ジョブのサブミット、キャンセル、ジョブの状態表示、ジョブ実行の優先順位の設定、変更ができます。
LoadLevelerは、基本製品とプロセッサライセンス製品で構成され、次の製品を提供します。