印刷時の制限
サイズの大きな画像などのデータや、フォントが大量に含まれたデータを印刷した際に、画像や文字抜けが発生する場合があります。これはWindowsターミナルサービス(Windows NT Server 4.0,Terminal Server Editionを含む)の仕様により、グラフィックス処理に使用するメモリーの領域が制限されるためです。なおこの問題は、全てのプリンタードライバーにおいて同じデータで発生するとは限りません。ご使用になる前にご検証の上、運用していただきますようお願い致します。
- * この問題の詳細に関しましては、マイクロソフト社のサポート技術情報(ターミナルサービスを使用する際の制限)をご覧下さい。
クライアントプリンター自動作成機能の注意事項
クライアントプリンターの自動作成機能(以降オートクリエイトプリンタ)を運用していただく場合は、必ず事前の検証を行った上でご利用いただきますようお願い致します。
- クライアントで作成したユーザ定義サイズは、オートクリエイトプリンタには反映されません。サーバ側で同様のユーザ定義サイズを作成することで、オートクリエイトプリンタでの選択が可能となります。
- 初回起動時に引き継がれない設定項目があります。再設定を行うと次回起動時から使用可能となりますが、クライアントのログオフ、サーバのリブートを行うと初期化されることがあります。
- クライアント側以下の内容を引き継げないことが確認されていますのでログインごとに再選択する必要があります。新規に作成した「スタンプ」や「ウォーターマーク」、「デフォルト値をユーザ定義サイズにした場合」、「印刷設定内容」、「オプション構成」
- 大量ページやサイズの大きな画像を含むデータを印刷する際や通信回線の帯域状況により印刷されず、ジョブが“印刷エラー”となってしまう場合があります。必ず事前に実際の業務で使用する印刷部数や接続クライアント台数での印刷負荷テスト等を実施したうえで、ご利用いただきますようお願い致します。
プリンタドライバー複製機能の注意事項
プリンタドライバーの複製機能をご利用になる場合は実際に使用するプリンタドライバーを用いて事前に検証を行った上でご使用いただくようお願い致します。正しくプリンタードライバーのファイルが複製されない場合には、MetaFrameを実行している各サーバーにプリンタードライバーをインストールして運用していただくことを推奨致します。
- * PC-PL2660(Prinfina LASER BX2660)、PC-PL2640(Prinfina LASER BX2640)、PC-PK4500(Prinfina COLOR CX4500)、PC-PK4510(Prinfina COLOR CX4510)のプリンタドライバーをWindows Server2003の環境で、プリンタードライバーの複製機能を使用した場合、「合成印刷」が行なえません。また「印刷後の設定」機能が使用できませんのでご注意ください。
ログイン時の注意事項
複数のクライアントから同一ユーザ名で、MetaFrameサーバにログインすると状態が不安定になることがあります。
インストール作業時の注意事項
製品添付、ダウンロードサービスの最新ドライバにかかわらず、プリンタドライバのインストーラが、インストール作業中に停止する場合があります。
- この現象は、PC-PL7350,PC-PL7450(BEAMSTAR-M7X50)のインストーラで発生することを確認しています。PC-PL7350,PC-PL7450をご利用になる場合は、インストーラを使用せず、「プリンタの追加」でインストールを行ってください。
- この現象は、シリアルプリンタ、ラインプリンタのインストーラで発生することを確認しています。シリアルプリンタ、ラインプリンタをご利用になる場合は、CD-ROM挿入時に起動する「日立ソフトウエアセットアップ」を使用せず、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」からインストーラーを直接起動してください。(「d:\driver\installer.exe」を実行。(CD-ROMドライブが D の場合。))
プリンタドライバについて
次の機種は、指定のプリンタドライバを使用してください。
- PC-PL2180(Prinfina LASER BX2180) Postscript3互換ドライバ
- PC-PD1080(Prinfina IMPACT DX1080) ユーティリティなし版
- PC-PD4131(Prinfina IMPACT DX4131) ユーティリティなし版
- PC-PD4181(Prinfina IMPACT DX4181) ユーティリティなし版