XenApp環境を使用する上での制限
- WebimageMoniterなどのアクセス時、SSLが使用できない場合があります。
- ユーティリティは使用できません。
Windowsターミナルサービス動作時の制約
- Windowsターミナルサービスの機能をご利用されていない場合でも、Windowsターミナルサービスがインストールされている環境ではプリンタドライバの一部の機能が使用できなくなります。
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グレーダウンする機能につきましては、各ドライバ毎の留意事項をご確認ください。
印刷時の制限
- 定形外の用紙を使用する場合に期待した用紙を指定できない場合があります。
- アプリケーションによっては部数印刷の指定が有効にならない場合があります。
- プリンタの接続方法によってはワンクリックアイコン設定が有効にならない場合があります。
- マルチページの指定が有効にならない場合があります。
- サイズの大きな画像などのデータや、フォントが大量に含まれたデータを印刷した際に、画像や文字抜けが発生する場合があります。これはWindowsターミナルサービス(Windows NT Server 4.0,Terminal Server Editionを含む)の仕様により、グラフィックス処理に使用するメモリーの領域が制限されるためです。なおこの問題は、全てのプリンタドライバにおいて同じデータで発生するとは限りません。ご使用になる前にご検証の上、運用していただきますようお願い致します。
- アプリケーションによっては、文字化けが発生したり、グラフィックスが正しい位置に印刷できない場合があります。また外字や特殊なフォントを使用したデータが正常に印刷できない場合があります。
- * この問題の詳細に関しましては、マイクロソフト社のサポート技術情報(ターミナルサービスを使用する際の制限)をご覧下さい。
クライアントプリンタ自動作成機能の注意事項
- クライアントプリンタの自動作成機能(以降オートクリエイトプリンタ)を運用していただく場合は、必ず事前の検証を行った上でご利用いただきますようお願い致します。
- 大量ページやサイズの大きな画像を含むデータを印刷する際や、WAN環境でお使いになる場合に、通信回線の帯域状況に より印刷されず、ジョブが“印刷エラー”となってしまう場合があります。 必ず事前に実際の業務で使用する印刷部数や接続クライアント台数での印刷負荷テスト等を実施したうえで、ご利用いただきますようお願い致します。
「クライアントプリンタで使用可能な帯域幅」をお使いの環境に合わせて設定し、 ご利用いただくことを推奨致します。
- クライアントで作成したユーザ定義サイズは、オートクリエイトプリンタには反映されません。サーバ側で同様のユーザ定義サイズを作成することで、オートクリエイトプリンタでの選択が可能となります。
- 初回起動時に引き継がれない設定項目があります。再設定を行うと次回起動時から使用可能となりますが、クライアントのログオフ、サーバのリブートを行うと初期化されることがあります。
- クライアント側以下の内容を引き継げないことが確認されていますのでログインごとに再選択する必要があります。新規に作成した「スタンプ」や「ウォーターマーク」、「デフォルト値をユーザ定義サイズにした場合」、「印刷設定内容」、「オプション構成」
- 「Citrix Universal Printer」を含むAutoCreateプリンタにおける印刷設定の引継ぎ機能に関してはCitrixのクライアントソフトのバージョンやOSの バージョンや権限などにより引継ぎ内容が異なる場合があります。また、組み合わせ内容、一部の印刷機能、使用するアプリケーションなどによって、使用でき ないもしくは、印刷できないことがございます。
印刷設定の引継ぎはCitrix側の機能となるため動作保証外となります。
- 弊社対応状況ページ内の対応内容は印刷の可否を確認した結果であり全ての印刷機能およびアプリケーションでCitrix XenAppを使用していないときと同じように印刷できることを保証しているわけではございません。
- Citrix XenAppのHotfixに関しましては、できるだけ最新のものを適用してご使用ください。
Citrix XenAppのAutoCreateプリンタにおける印刷設定の引継ぎ機能に関してはCitrixのクライアントソフトのバージョンやOSのバージョン や権限などにより引継ぎ内容が異なる場合があります。印刷設定の引継ぎはCitrix側の機能となるため動作保証外となります。
プリンタドライバ複製機能の注意事項
プリンタドライバの複製機能をご利用になる場合は実際に使用するプリンタドライバを用いて事前に検証を行った上でご使用いただくようお願い致します。正しくプリンタドライバのファイルが複製されない場合には、MetaFrameを実行している各サーバにプリンタドライバをインストールして運用していただくことを推奨致します。
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プリンタドライバの複製機能を使用した場合、「合成印刷」が行なえません。また「印刷後の設定」機能が使用できませんのでご注意ください。
プリンタプロパティの引き継ぎ機能(プリンタプロパティの拡張機能)を使用した場合は、一部の機能しか引き継ぐことができません。
- デバイスとプリンタの画面を開くとき、プリンタのアイコンが表示されるのに時間が掛かる場合があります。
- プリンタドライバの複製機能は、プリンタドライバのファイルをサーバファーム内のほかのXenAppを実行しているサーバにコピーする機能ですが、この機能での運用は動作保証外とさせていただきます。
インストール作業時の注意事項
製品添付、ダウンロードサービスの最新ドライバにかかわらず、プリンタドライバのインストーラが、インストール作業中に停止する場合があります。
Citrix Presentation Server4.0/4.5について
Citrix Presentation Server4.0/4.5「Citrix Universal Printer」(Universal Printer DriverIII)をWindows95/98/98SE/Me、WindowsNT4.0のクライアントを使用した場合、アプリケーションによっては、文字化けが発生したり、グラフィックスが正しい位置に印刷できない場合があります。また外字や特殊なフォントを使用したデータが正常に印刷できない場合があります。
プリンタドライバについて
次の機種は、指定のプリンタドライバを使用してください。
- PC-PD1080(Prinfina IMPACT DX1080) ユーティリティなし版
- PC-PD5130(Prinfina IMPACT DX5130) ユーティリティなし版
- PC-PD4131(Prinfina IMPACT DX4131) ユーティリティなし版
- PC-PD4181(Prinfina IMPACT DX4181) ユーティリティなし版
- PC-PD4131A(Prinfina IMPACT DX4131A) ユーティリティなし版
- PC-PD4181A(Prinfina IMPACT DX4181A) ユーティリティなし版
RPCSドライバをご利用になる場合の留意事項
- Windowsターミナルサービスがインストールされている環境では、以下のプリンタドライバの機能が使用できなくなります。
「印刷後の設定」
- (注)お使いの機種によっては、プリンタドライバに表示される印刷設定の項目が若干異なる場合があります。
「Citrix Universal Printer」(Universal Printer Driver)をご利用になる場合の留意事項
- 「Citrix Universal Printer」はEMFスプール*を使用しているため、アプリケーションによっては、文字化けが発生したり、グラフィックスが正しい位置に印刷できない場合があります。 そのため、必ず、事前に検証した上でご使用ください。
- 「Citrix Universal Printer」はEMFスプールを使用しておりますが、Citrix XenAppの機能でEMFデータを生成するためWindowsのGDI描画コマンドを使って書かれた中間データ形式と完全に一致するわけではございませ ん。そのためGDIプリンタなどではアプリケーションとの組み合わせにより正常に出力されない場合がございます。
- 印刷時に設定するプリンタドライバの印刷設定値によっては、印刷に時間がかかる場合があります。
- アプリケーションによっては、「Citrix Universal Printer」上で設定したプリンタドライバの各設定値が有効にならない場合があります。
なお、プリンタドライバの設定を変更してから、Citrix XenAppへ接続して印刷すると設定が有効になる場合がありますのでお試しください。
- 外字や特殊なフォントを使用したデータが正常に印刷できない場合があります。また、サーバーとクライアントPCで別の 文字コードを使用している場合は、画面で表示されている文字イメージと異なって印刷される場合がありますので、必ず文字コードは統一してください。(例: サーバーではJIS90、クライアントではJIS2004など) 正常に印刷できない場合、サーバー側とクライアント側の両方に、該当の外字、フォントを登録することで、印刷できる場合があります。
なお、「Citrix Universal Printer」を使用した印刷時に、印刷結果が不正(文字化け、画像ズレ)であった場合は、「クライアントでのプレビュー」(EMF Viewer)機能を使用することで、クライアントで使用するプリンタドライバの問題か否かの確認が行えます。下記の手順にてご確認ください。
確認手順
- 公開アプリケーションを起動し、該当ファイルの[印刷]を選択します。
- 印刷ダイアログより、[プロパティ]ボタンをクリックします。(プリンタの印刷設定/プロパティを開きます。)
- 印刷設定ダイアログが開きましたら、 [クライアント設定]タブを選択し、「クライアントでのプレビュー(P)」のチェックボックスにチェックを入れ、[OK]をクリックします。
- 印刷ダイアログで、[OK]をクリックし、印刷を実行します。
- クライアントOS側で、"EMF Viewer"が起動し、印刷のプレビュー画面が出力されます。
- プレビュー画面で、印刷結果が正常であるか確認します。
"EMF Viewer"のプレビュー画面の表示で、文字化けが発生したり、グラフィックスが正しい位置ではない場合は、クライアント側のプリンタドライバの問 題ではなく、アプリケーションがEMFスプールに対応していないか、その該当データ側の問題の可能性が高いと考えられます。
- Citrix XPS Universal Printer機能は動作保証外となります。
- 「Citrix Universal Printer」(Universal Printer Driver)での運用は、AutoCreateプリンタに比べて多くの印刷設定機能を利用することが可能ですがCitrixのクライアントソフトの バージョンやOSのバージョンや権限などにより動作が異なる場合があります。Citrix側の機能となるため動作保証外となります。
- モノクロプリンタに対してカラーで作成されたデータで印刷した場合、印刷結果が期待したものと異なる場合があります。
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- EMF(Enhanced Metafile Format:拡張メタファイル)スプール:EMFはWindowsのGDI描画コマンドを使って書かれた中間データ形式で、プリンタの機種に依存しません。
RAWと比較するとデータ容量が小さいので、アプリケーションが印刷処理から開放されるまでの時間が短くなります。
プリンタドライバがバックグラウンドでEMFデータを解釈し、最終的にプリンタ固有の印刷データを生成して送信します。