2018年3月27日
株式会社 日立製作所
最新CPU「IBM POWER9™」の搭載により従来比最大約1.9倍の処理性能を発揮し、
基幹業務や社会インフラ向けシステムが求める高い性能要求とIT投資最適化に対応
日立エンタープライズサーバ「EP8000」
株式会社日立製作所(以下、日立)は、このたび、日立の高性能・高信頼なUNIXサーバであるエンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」のエントリーモデルとして、最新CPU「IBM POWER9™」を搭載した「EP8000 S914」および「EP8000 S924」を新たにラインナップに追加し、本日から販売開始します。
今回販売開始する新モデルでは、最新のCPUを搭載し処理性能を最大約1.9倍*1に向上したほか、メモリ容量を2倍*1に拡張し、さらなる高性能を実現して、IoTやビッグデータの活用で年々増大するデータ処理に対応します。また、システム負荷状況に応じて消費電力を最適化する機能の拡充なども行いました。これにより、金融機関をはじめとする企業の基幹業務や鉄道、電力など社会インフラ向けシステムなどに多くの稼働実績をもつ「EP8000シリーズ」において、高性能、高信頼を維持しながら運用コスト軽減にも配慮したモデルを提供することで、ミッションクリティカルなシステムのIT投資最適化を支援します。
今回、CPUに採用したIBM POWER9™は、先端の14nmテクノロジーにより、1プロセッサあたり最大96スレッドを同時実行できる12個の高速なCPUコアと、120MiB*2の大容量のL3キャッシュ、メモリインターフェースにDDR4を8チャネル備えたほか、従来のPCIe Gen3スロットの2倍のデータ帯域幅をもつ最新のPCIe Gen4スロットをサポートしたことで、より高速な処理を実現します。
これにより、従来モデル比でCPU処理性能を最大約1.9倍、メモリ容量を2倍とし、IoTやビッグデータの活用で年々増大するデータ処理に対応し、企業の基幹システムや社会インフラが求める高い性能要求に応えます。
今回の新モデルでは、システムの負荷状況に応じて動的にプロセッサ周波数を調整し消費電力を最適化するEnergyScale機能をさらに拡充しました。性能と電力消費をバランスさせた設定や、より性能を重視する設定、より省電力を重視する設定を選択できるなど、システム環境条件などに合わせたきめ細かい運用が可能となり、導入後の運用コスト軽減が可能です。
このほか、日立独自のAIX予防保守パッチの提供を含めた高信頼サポートサービスにより、安心して本製品を導入できます。また、本製品導入後最長10年にわたる長期保守サービスで、オープンサーバのシステム更改作業やバージョンアップ作業の負担を大幅に軽減するとともに、長期にわたり運用しやすいハードウェア長期保守/OSバージョン固定保守サービスも合わせて提供します。
日立は今後も、「EP8000シリーズ」において、高性能、高信頼、省コストが求められる企業の基幹業務や社会インフラシステムの安定稼働を支援していきます。
「EP8000シリーズ」は、オペレーティングシステムにAIX®*3を採用する、日立のUNIXサーバです。金融機関をはじめとする企業の基幹業務や鉄道、電力などの社会インフラ向けシステムなどに多くの稼働実績があり、日立ストレージと連携した高速かつ高信頼なデータ処理を実現しています。また、万一の障害発生時でも、日立独自の高速系切替機能により、現用系から待機系へのサーバ切替えが短時間に可能であるなどの各種特長により、基幹業務や社会インフラシステムの安定稼働を支援しています。
製品 | 仕様概要 | 価格(税抜) | 出荷時期 |
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EP8000 S924 |
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11,435,100円〜 | 4月24日 |
EP8000 S914 |
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4,139,100円〜 | 4月24日 |