「ADWORLD」シリーズを総合的に運用し、スムーズな介護保険関連業務を実現
人口約13,000人を抱える宮城県蔵王町は、東北の霊峰・蔵王連峰の東麓に広がる豊かな水田地帯に加え、丘陵地を利用した果樹栽培も盛んで、梨の生産量は県内ナンバーワンを誇ります。高原育ちの乳牛からとれる新鮮な牛乳で作るチーズなどの乳製品も全国的に人気があり、四季折々の美しさと楽しみ方が広がる観光地として知られています。
町の行政を担う蔵王町役場では長年にわたり「日立 自治体ソリューション ADWORLD」を利用。介護保険をはじめ住民記録、国民健康保険、児童手当、医療費助成、後期高齢者医療といった幅広い業務を連携させながら、住民への窓口対応を迅速かつ高効率に展開してきました。介護保険制度が施行された2000年4月から「ADWORLD 介護保険システム」を活用している保健福祉課課長の宍戸 光晴氏は「高齢者福祉サービスの効果的な実施や介護保険関連業務の円滑な推進を行うために、介護保険システムは重要な役割を担います。そこで町役場全体で導入実績があり、事務処理を効率化できる日立の製品を採用しました」と語ります。
蔵王町の介護保険事業の状況について同課 主幹の佐藤 美佳氏は「高齢化率はすでに住民数あたり32%に達しています。今後も確実な介護保険事務を通じて高齢者や家族の生活を支える必要があるため、町では地区活動として介護予防に力を入れています」と説明します。
宮城県蔵王町の主なシステム概要