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鍬を手放し、ITを究める。
鍬を手放し、ITを究める。
私は高校から日本に住んでいます。大学は農学部に進み、最終学年はほぼ鍬(くわ)を握っていたような学生時代でした。食糧問題に興味があって研究の道に進むことも考えましたが、アカデミックな食糧生産技術の発展だけでは解決できないと、経済や社会問題として捉え直し、就職の道を選びました。そして、あらゆる社会問題に取り組む会社を探すなかで、日立に出会いました。日立なら、社会インフラのための製品からシステムづくりまで一気通貫で携わることができる。IT部門と、いわゆる発電所や鉄道などのOT(制御・運用技術)部門があり、その幅の広さや扱うプロジェクト規模の大きさも魅力でした。現在は東京で大手の証券会社やSIer(システムインテグレーター)、リース会社のお客さまに対して、日立や他社のソリューションを組み合わせながら、主に事業や業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けたシステム全体のご提案からアフターサービスまで広く関わっています。
文化的多様性が、強いサービスをつくりだす。
文化的多様性が、強いサービスを
つくりだす。
「この土地がいい」と感じるとフットワーク軽く住居を移す。これはモンゴルの人が持つ気質のひとつだと思いますが、私もいま、東京と山梨の2拠点で生活をしています。IoT農業をやりたかったので、チャレンジしました。畑にカメラやWi-Fiを設置し、リモートで随時生育状況などを確認しながらメロンやトマトをつくっています。そのIoTの知識がお客さまの事業、たとえば、リースしているトラックにセンサーを取り付けて使った分だけ課金するサービスを始動させるときに活きる、ということがあります。社内には複数の専門部署がありますが、協働したときに「どうしてそんなにIoTに詳しいのか」と驚かれました。私はこれが、多様性を発揮するということだと思っています。
ビジネスシーンは、サービスを受ける人の課題やニーズを理解したアイデアが求められています。地理・業界・趣味など各領域に精通した人や、それぞれが抱える個性を束ねた文化的多様性のある組織は、それだけで大きな能力を持っているといえるのではないでしょうか。
その人自身の文化が、日立の資産になる。
その人自身の文化が、日立の
資産になる。
モンゴルには、サラリーマンという概念自体がありません。私は日立に入社してから、文化の違いに戸惑うときは、社内の人に聞いて自分でもやってみるということを繰り返してきました。先輩たちから教わった体験は、企業の資産だと思います。それぞれが背負っている文化も、それと同じことだと思います。国籍や性別だけではなくて、アウトドアが好きとか、どんな学校に行っていたかとか、その人のバックグラウンドも生きる過程で学んだものも、すべてアイデアが生まれる種になります。私が山梨に住みたいと言ったときに、上司は「行ってこい」と快く送り出してくれましたが、これは日立らしさだと感じました。多様な人財がいることと、それぞれが個性を発揮しながら、イノベーションを起こすために協働することが大切だという意識をもっている人が多いというのが日立の良さだと思います。簡単に言うと、社員1人ひとりを大切にするということになりますが、これから世界でビジネスをつくるために、日立ではますますそういう意識が広がっていくと思います。
Enkhchuluun Bilguun /
エンクチュルン ベルグーン
2014年入社 農学部 資源生物科学科 卒業
モンゴル出身。高校生から日本に住み、京都の大学へ進学。
金融システム営業統括本部、IT営業。
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