更新日:2016年8月3日
日立指静脈認証装置製品では、マイクロソフト社より2016年8月公開のWindows® 10の更新プログラム「Windows® 10 Anniversary Update(Version 1607)」(以下Anniversary Updateと略記)を適用すると、期待通りに動作しない場合があります。これについて下記の通り緊急のお知らせがありますので、ご確認くださいますようお願いします。
日立指静脈認証システム(媒体表面に06FVM0013と表記されているもの)は、Windows® 10 Version 1511に対応しておりますが、この度のAnniversary Updateにインストールした場合、一部動作に不具合が発生することが確認されました。
日立指静脈認証装置PC-KCA110/PC-KCA100をご利用中のWindows® 10導入PCにおきましては、Anniversary Update更新の適用を保留する手順を実施いただき、一時導入をお待ちいただきますようお願いいたします。
また新たにWindows® 10を搭載したPCを購入する際は、対応したバージョンがインストールされていることを確認いただくようお願いします。
Windows® 10 Pro / Windows® 10 Enterpriseをご使用のお客様は、Anniversary Update適用の保留が可能です。Anniversary Updateの適用を保留する場合は、以下の1,2いずれかの設定を行ってください。
LTSB版のWindows® 10 Enterpriseの場合は、上記の設定は不要です。また、Windows® 10 Homeについては、上記の設定は存在しません。
尚、すでに指静脈認証システムが正常に動作しなくなっている場合、Windows® 10のバージョンによって対応方法が異なりますので、バージョンを確認していただき、対応した処置を実施いただきますようお願いします。
現在のWindows® 10のバージョンが不明である場合は、以下の手順でご確認ください。
右画面にバージョン情報が表示されます。“バージョン”、“OSビルド”を確認してください。
Windows® 10の初期のバージョンでは“バージョン”、“OSビルド”の項目が表示されず、バージョン10.0(ビルドxxxxx)という表示になっていることがあります。
Windows® 10 Version 1607 (2016年8月公開:Anniversary Update)では、下記の事象(1)および事象(2)が発生する可能性がございます。
指静脈によるサインイン画面が表示されず、通常のIDとパスワードによる認証画面が表示される。
Windowsセキュリティ画面に対してパスワード代替入力が実施できない。
Windows® 10 Version 1507 (2015年7月公開:ビルド番号10240)では、下記の事象(1)が発生する可能性がございます。
「日立指静脈認証システム」の機能の一部を利用しようとすると、一定時間キーボード入力ができなくなる。
Windows® 10 Anniversary Updateへの今後の対応については、別途、ご報告申し上げます。